真夜中に降る光
夜シリーズの2冊目。皆さんがオススメして下さったの納得です。よかったです〜(^^)
何ですか、この・・・最初すごい嫌な奴じゃん・・・なのに、どんどん愛しくなる受けは!!!
![]() | 真夜中に降る光 (幻冬舎ルチル文庫) 砂原 糖子 (2006/05/16) 幻冬舎コミックス この商品の詳細を見る |
あらすじ
喧嘩したホストの金崎新二を介抱してくれた津久井康文は、穏やかな男だった。ゲイだと聞き、なぜか強引に新二は津久井とセックスをした。「金のためだ」と金を貰いながらも、すっきりはしない。体の関係を重ねながら、時々痛いものを見るような眼差しで、津久井は新二を見つめる。津久井への、胸の苦しくなるこの感情は一体何なのか・・・・・・?苛立つ新二は!?
感想
建築士・津久井康文32歳×ホスト・金崎新二26歳。
夜シリーズ1作目「夜明けには好きと言って」に登場した金崎。
1作目では主人公・白坂に冷たく当たっていて、その乱暴な性格からも、実のところ「えぇ?!今回はその金崎が主役?!」って感じだったのですが、今回読んでみて、実は金崎はそんな性格でそんな背景があったのか〜(しみじみ・・・)という感じでした。
砂原さんは、続編を書くつもりはなかったとおっしゃってますが、とてもそうは思えないくらい、1作目では脇役の金崎が深く書き込まれていました。
そして〜、やっぱり焦れちゃう展開ですね〜(^^;最後まで事件は起こるしハラハラでした。
中学生の頃、父親に虐待され、母親は父を恐れてかばってもくれず、高校生の時に家を飛び出しホストを始めた金崎。そんな金崎は、大切なものもなく、今まで強気で無鉄砲に生きてきたのですが、そんな金崎を変えてくれたのが、金崎とは違う世界に生きる津久井でした。
2人の出逢いは喧嘩して倒れてた金崎を、津久井が介抱したことから始まるのですが、その後の津久井に対する金崎の対応はサイアクです。
自分を介抱してくれた津久井に礼を言うどころか、カモにしようとしたり、ひどい事を言ったり・・・。
それでも、真面目でボケたところのある津久井はめげずに金崎に構います。
最初は、いい人なのにボケた津久井が金崎に振り回されているようにも感じて、そんなひどい金崎にイライラしたりもしてました。でも、ひねくれて乱暴だけど、実は優しい部分があって、精一杯虚勢を張って生きている金崎のそんな面を見抜いて、津久井は好きになっていったんですよね。
そんな津久井がゲイだということを知って、黒石と白坂のことが頭をよぎった金崎は、キスを試してみることに・・・。その後も、一緒にいるうちに津久井が気になっていく金崎は、津久井とセックスも試してみるという展開に・・・。
津久井と寝たことに理由を見出せない・・・ホントの理由を認めたくない金崎は、津久井に寝てやったんだからと金を要求します。
あぁぁ・・・金崎・・・なんというひどいことを・・・(´д`;
金崎に惹かれている津久井は当然怒りますが、金崎は「お前が用がないなら他を探す」と言います。津久井は今後もお金を払って金崎を抱くことを承諾します。
えぇぇ・・・?!津久井・・・どこまで・・・!好きな人にこんなこと言われて切ないったらないですよね・・・。
でもその後はこの津久井と一緒にいることで、金崎はいい方に変わっていくんですが。
このくだりがいいんです。
チャラチャラした自分が、津久井と一緒にいると、津久井の立場がまずいからと、髪を金髪から黒に戻し、身体中にいくつもしていたピアスも取ってしまい、服装も派手なものから、落ち着いたスーツへ。それまで乱暴だった性格も穏やかになっていきます。
あぁぁ・・・つっぱってた金崎・・・こんな乙女な面があったのね〜(*´▽`*)
お金で身体を繋ぐ関係ではあるけれど、まるで恋人同士のような2人です。
身体中にいくつもしているピアスの描写がまたいいんです!
キスやHの時に、津久井が1個1個外して、ピアス穴を舐めてあげたりするのがなんだか卑猥です。
そして、金崎が津久井に出会って変わっていって、ピアスを外すようになります。でも、津久井との関係が悪化したら、またピアスをつけることで、金崎は落ち着くんですよね。
金崎にとってのピアスをすることの意味は、虚勢を張って生きることにあるのかな〜と。
砂原さんおっしゃる通り、ピアスのそういった描写からこのお話が広がったんだな〜って伝わってきます。
結局、金崎が津久井を振り回しているようで、津久井は金崎の気持ちなど何もかも分かっていて付き合っていて、津久井の方が金崎より上手だったのかな〜という感じでした。そんなオトナな津久井も、金崎が他の男と・・・と疑うと嫉妬する様にきゅんとしました。
最初は津久井への対応があんまりで、乱暴で、嫌な奴の金崎が、どんどんかわいく愛しくなっていく様にやられました(*´д`*)
1作目の2人、黒石と白坂も上手くやっているようで嬉しくなりました(^^)
今作もいいお話でした〜!
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