夜明けには好きと言って(同人誌追記あり)
砂原さん3冊目は夜シリーズ。夜シリーズは2作目の「真夜中に〜」を皆さんオススメ下さるんですが、シリーズ1冊目からトライしてみました。
こちらも好きだなぁ、私。クライマックスの辺りで、じーんとしました・・・(;_;)砂原さんはまだ3冊目ですが、どれも結構私の切ないツボ突いて下さいます。
![]() | 夜明けには好きと言って (幻冬舎ルチル文庫) 砂原 糖子 (2005/09/15) 幻冬舎コミックス この商品の詳細を見る |
あらすじ
白坂一葉は、交通事故に遭ったのをきっかけに顔を整形、名前も変え別の人間として生きることに。ホストクラブで働き始めた一葉は、同級生だった黒石篤成と再会。かつて一葉は黒石に告白され、夏の間付き合っていたのだ。同僚となった黒石は、一葉に好きだと告白する。つらい過去を思い出しながらも再び黒石に惹かれていく一葉は…。
感想
黒石篤成25歳×白坂一葉(名前を変えて、現在は今井一夜)25歳。
中学生の時に同級生同士で、ホストクラブで同僚として再会する2人。
一葉は、幼い頃継母の影響で顔にひどいコンプレックスを抱えていて、それで心まで陰気になってしまい、なかなか人と上手くコミュニケーションができないでいたのです。そのせいで、学生時代はイジメにあったり、嫌なあだ名を付けられたり、社会人になったら、今度は会社にはリストラされ、再就職の面接も落ちまくり・・・。そして、自殺か事故か分からない交通事故で、整形をして生まれ変わることを決意するんです(なんかしんどい人生だ)。
友人の勧誘でホストクラブで働くことになった一葉は、そこで中学時代に付き合っていた黒石に再会します。
その黒石との中学時代の付き合いは、実は一葉をイジメていた同級生が、黒石に罰ゲームとして一葉に告白しろという遊びから始まったものだったんです。それを黒石の転校後に知った一葉は、再会して生まれ変わった自分を本気で好きだと言ってくる黒石に、復讐で付き合い始めます。でも、また一葉はやっぱり黒石に惹かれていくのです。
舞台はホストクラブで、黒石はそこのナンバー1で、クールでかっこいい感じなのですが、住んでるところは古い一軒家、自宅ではTシャツにジャージ(しかも穴が開いていたりする)、おまけにかなり抜けていたりします。そのギャップがかなり笑えます(あぁ、ダメだ・・・私、ギャップに弱いですよ)。そんな黒石が昔と変わらないと微笑ましい一葉。
そして一葉も、黒石への復讐のためにナンバー1になろうとがむしゃらになりますが、女性との経験もないし、周囲とも上手くコミュニケーションを取れない一葉は、努力でナンバー1にはなりますが、なんだか不器用でほっとけない感じです。砂原さんは「黒石も一葉もホストらしさに欠けているけど、こんなホストがいたらなぁ」と書かれてますが、まさしくそんな感じです(^^)2人のホストらしくない様が逆に読みやすかったです。
そんな黒石が一葉を本気で好きな様が胸にきました。黒石は実は一葉が中学時代に付き合っていた同級生だと最初から分かっていたのですが、気づいてないふりを通し、一葉はバレてないと思って隠し通します。黒石は、そんな一葉が何か隠す理由があるんだろうと、自分から話してくれるのを待ちます。そして一葉がHは嫌だけど、自分だけを気持ちよくしてくれたら・・・と言えば、自分は我慢して一葉に奉仕します。だけど、一葉の気持ちの揺れで、黒石を何回か振ったり・・・。
黒石はそんな一葉に振り回されまくりです。
黒石はある時、そんな一葉に、中学時代に罰ゲームから始まったけど、その男の子(一葉)を好きになった思い出があると告げます。
動揺する一葉・・・。
一葉が新しく名前も顔も変えて、ここまで人生をやり直せるのか・・・と思いましたが、これにはあっと驚くオチがあって・・・。なるほどな〜と思わされました。人生心の持ち様でここまで変わるし、思い込みやコンプレックスって怖いなぁ・・・と。
最後、自分が中学時代の一葉だとバレるのを恐れて、黒石に別れを切り出す一葉。
そんな一葉を、以前一葉にホストの言うことは信用できないと言われた黒石はホストを辞めて、今井一夜ではなく一葉自身を迎えにきます。
「迎えにきた。白石一葉を」
この2人のやり取りにじーんとしてしまいました。
黒石は一葉にメロメロだし、一葉も黒石を好きで守ろうとしてて・・・。一葉はまた黒石を好きになったったからこそ、復讐しようとして一緒にいるのが切なかった訳で、昔のこともあってなかなか素直にもなれなくて・・・。
その後のHは、今まで我慢した分、黒石がしつこい(^^;そしてやっぱり砂原さんの受けはHでかわいいですね。
次の「真夜中に降る光」も楽しみです(^^)
(追記)
夏コミで番外同人誌「夜明けには愛してると言って」を買ってきました!
黒石と一葉のその後が書かれています。
黒石の経営するバーで一緒に働く2人。バーでも女性にモテモテの黒石。黒石は女性に恋人がいるか聞かれて「いない」と答えるのですが、一葉はそれが気に入らない。一葉も当てつけのように、一葉に言い寄ってくるホテルのバーテン・園部と親しくするのですが・・・。
すごいヤキモチを焼く一葉と、飄々としているようでやっぱり一葉のことになると冷静ではいられない黒石がどちらもかわいいです(*´▽`*)
Hも多くて嬉しいです(^^)結構バカっぷるな2人かも・・・。いつまでもそのまま幸せでいて欲しいですよ。
砂原糖子 | Comment(2) | Trackback(0) | Top ▲









コメント
mikuさん、こんばんは♪
着々と砂原さんを攻めていらっしゃいますね!
私もこの作品、結構好きなんですが、2作目の方が評価が高いようなんですよね〜。2作目は読んでないので(笑)どうとも言えないところが…(←読めよ!)
2作目は、買ったはずなのに、本が行方不明なのです(苦笑)
古い一軒家でのシーンは、二人の中に静かな時間の流れがあって好きですね〜。隙のないような黒石の、力を抜いた部分が少し可愛らしかったりで…
CDでは、この黒石をモリモリが演じてくれているんですが、ホストの渋くてカッコいい部分と、垣間見せる可愛い部分と、雨の中で項垂れる、飼主に見放された犬みたいな部分と、モリモリの変化が沢山楽しめて良かったです!
砂原さん祭と、はるひん祭をこっそり開催中の私ですが(レビューしてません・笑・こっそり・ひっそり)、昔読んだ話を結構忘れていることに気がついて、また新鮮な気持ちで本が読めて楽しいです(←脳が劣化してるのは置いておいて…)
続刊のレビューも楽しみにしています。
行方不明の2作目、探さなくちゃvv
No:2458 2007/08/12 00:54 | 夏埜 #-URL[ 編集 ]
夏埜さんへ
こんにちは!
へへ、いろいろ祭り開催中です(^^)夏埜さんも砂原さんと、はるひん祭り中ですか!夏埜さんとこではるひさんのレビューなど参考にさせていただいています♪是非今後のレビューとオススメもお待ちしています(期待)!!!
2冊目が評判いいので、2冊目から〜と思ったのですが、せっかく1冊目あるので、順番に読もうかとトライしたら、私的にツボでした(*´▽`*)今、2冊目にも取り掛かり中です。夏埜さんの本はどこに行ったんでしょうね?文庫って小さいしですね。
ホストシーンとは全く違った空間の、黒石の古い一軒家での描写が、まったりしていて好きでした(^^)あの黒石のギャップにはびっくりでしたが、そこがまたきゅんとしました。穴開きジャージに動揺する黒石・・・かわいい(^^)
CDは黒石がモリモリですか!納得!あのかっこよさと、気を抜いた感じと、ヘタレた感じ・・・いろんなモリモリが楽しめそうですね!!!しつこいエロも?!
続刊もすぐに読破したいと思いますので、また寄って下さると嬉しいです(^^)
コメントありがとうございました!
No:2460 2007/08/12 10:17 | miku #-URL[ 編集 ]
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