至福の庭〜ラヴ・アゲイン〜
最近ハマった作家さん。まだ2冊目ですが、この独特の痛さはかのお方に少し通じるものがあってなんだかクセになります!なのでコンプ目指します(なので・・・って)!
![]() | 至福の庭~ラヴ・アゲイン~ 六青 みつみ (2004/08/28) 幻冬舎コミックス この商品の詳細を見る |
あらすじ
カウンセラーである兄の仕事を手伝いながら暮らす鈴木佳人は、過去の事件が元で心に深い傷を抱えていた。ある夏の日の午後、佳人は唯一の安らぎの場である庭で、藤堂大司という男と出会う。男性的な力強さをもつ藤堂に怯えを抱きつつも、魅力的で真摯な態度に惹かれていく佳人。彼と過ごした僅かな間にも、佳人は不思議と離れがたさを感じていた。別れ際、自分に向けられた藤堂の、何かを訴えるような瞳に佳人の心が揺れ動き…。
感想
営業職・藤堂大司26歳×アロマセラピスト見習い・鈴木佳人26歳。
佳人は過去の事件が元で、対人と外出恐怖症を患っている。それには元々学生時代に佳人の同級生で恋人だった藤堂が関わっていて、佳人はその事件後藤堂の記憶を一切なくしてしまう。
そして7年後、藤堂と佳人は再会するんですが、藤堂は初めて会うように佳人に接する。佳人は藤堂に再度惹かれていくんですが・・・。
昔、藤堂が佳人にしてしまった仕打ちがひどいーーーー(;_\)いくら若くて思いあがっていたとはいえ・・・。まぁその事件がきっかけで藤堂も改心するんですが、今と昔じゃまるで別人。事件後、佳人を好きだったことに気づき、7年間見守り続けて、再会後も必死で佳人を守ります。
佳人は藤堂といるうちある日何もかも思い出し、藤堂を拒否します。それでも必死に自分を思って毎日通ってくる藤堂を許して恋人になるのですが。
ここまでが本編なんですが、続く書き下ろしの「ツートン・ハート」が本編よりまた痛い・・・。
恋人同士になった2人だけど、佳人は以前は「大司」と呼び捨てだったのに、記憶が戻った今も「藤堂さん」と呼ぶ。それは、昔の藤堂と今の藤堂を別人として扱うことで佳人の中で無意識に折り合いを付けているんですが。それが藤堂はまだ昔の自分を許してくれた訳じゃないんだと切ない。
この辺の佳人の「藤堂さん」と「大司」の使い分け、またそれに対しての藤堂の切なさがすごく上手〜く表現されていてじんわり・・・(;_;)
なかなか過去の事件の傷を克服できなかった佳人ですが、ここは藤堂の粘り勝ちでしょうか。トラウマを克服するには、その原因にぶつかっていくのがいいんでしょうか。
昔はひどかった藤堂ですが、よくがんばったな〜と。
さて、この佳人の10歳年上の兄がまた心配性で、佳人を亡くなった両親の変わりに守ってきたのですが、かなりな兄バカです。藤堂との事件のことも知っていて、藤堂を遠ざけてきたのですが、再会させてからも藤堂の佳人への対応に目を光らせています。藤堂はもちろん悪いことはできません。
そして藤堂も佳人に対して独占欲が強いので、佳人が職場の師と旅行に行くとなったら〜、この2人も付いて来るという過保護ぶり。
そして佳人が付いている職場の師も佳人を暖かく見守っているんですが、それは弟子以上のものがあるような気がしないでもないです。この師が佳人に似ていて、美人受け×美人受けっていう設定も悪くないな〜と思わせられてしまう。
こんな頼りない受けちゃんが皆に守られる設定は好きですけどね〜!
随所が痛くて切ない設定ですが、最後は幸せな未来を予想させるラストでかなり救われました。一時はどうなるかと思いましたが。
でもこの痛さがクセになる作家さんです。痛さ度は木原さんや水原さん程強くはないです。文章も丁寧で読みやすかったです。
六青みつみ | Comment(6) | Trackback(1) | Top ▲









コメント
mikuさん、今夜もこんばんはですvv
コンプ目指しますか!
頑張って集めて下さい〜。
私も六青さんの痛さ…好きです。
かのお方に通じるもの…確かにそうですね。
痛さの度合いは木原さんの方が上をいっていますが(笑)切なさでは
六青さんの勝ち(←勝ち負けじゃないって・笑)な気がします。
「遥山の恋」や「青い海に秘めた恋」は、かなりおススメだと思います。
私は樋口ゆうりさんの絵が好きなので、ゆうりさんの挿絵が多い
六青さんをチェックして嵌まったクチです(笑)
No:1982 2007/06/20 00:47 | 夏埜 #-URL[ 編集 ]
mikuさん、おはようございます。
六青さんの作品は、痛い時には強烈に痛いので、お勧めをしておきながら、mikuさんが無事に完読できるか心配していました。
しかしそれも杞憂だったようですね。気付けばガッツリとハマっていらっしゃる。(笑)
私もホっとしました。
それにしてもこの作品、本当に中々の痛さを誇る作品でしたね。
>なかなか過去の事件の傷を克服できなかった佳人ですが、ここは藤堂の粘り勝ちでしょうか。
「粘り勝ち」ですが、「執着勝ち」でもありますね。(笑)それ以上に、過去の事件を乗り越えて藤堂を受け入れる事が出来た佳人が、大きな前進を踏み出す事が出来た事が嬉しかったですね。
痛い作品でしたが、最後は佳人だけではなくて、読んでいる私も救われた気がします。(笑)
感想ブログを始めたばかりの頃に認めたもので、一言メモのような記事にまでコメント+TBを頂いて恐縮です。
本当にささやかな記事で申し訳ありませんが、お返しさせて下さいね!
No:1984 2007/06/20 10:04 | ハスイ #MMIYU.WAURL[ 編集 ]
実は
六青さんは最近気になっている方で、okapi山に2冊ほど積まれています。いつになったらそこまで辿り着けるやら…(´A`)
しかしあらすじが気になりました。恋愛を期に更生する男、かなりツボです。
No:1985 2007/06/20 12:10 | okapi #EVikbUfYURL[ 編集 ]
夏埜さんへ
こんばんは!
おお!夏埜さんも六青みつみさんお好きですか!夏埜さんといろいろ被って嬉しいです(^^)
そうですね〜。切なさでは六青さんは、このお話中ず〜っと切ない感じでやられました。
「遥山の恋」も「青い海に〜」も入手しました!「遥山〜」はハスイさんもオススメして下さってたんですよ!うわ〜、今から読むのが楽しみです!
樋口ゆうりさんは今回初めて知ったんですが、すっごく綺麗な絵を描かれますよね!特に藤堂の挿絵は何度もうっとりしてました!他のゆうりさんの挿絵も楽しみに集めます!
No:1989 2007/06/20 21:58 | miku #-URL[ 編集 ]
ハスイさんへ
こんばんは!
六青さんの痛さ、切なさ大丈夫でした!っていうか、この痛さ・切なさ加減にハマりました!!!残りの本も読むのがすごく楽しみですよ!!!いろいろ教えて下さってありがとうございます!あの後も順調に集めていますよ!(ただ、読むのが追いつかない(><)
>執着勝ち。
そう!そうなんですよね!そちらが近いです!!!執着気質の攻め様は大好物なので、一歩間違えばストーカー(ってか十分ストーカー?!)な藤堂は私のツボを激しくついてくれましたよ!
最後は凶と出るか吉と出るか、藤堂も佳人をなかなかに追い詰めるような手段に出ましたが、佳人が無事過去を克服できてよかったです。
プロポーズ→マイホーム・・・な最後も大好きです(^^)
いえいえ!ハスイさんの六青さんのレビュー参考にさせていただいていますよ!TBありがとうございました!
No:1990 2007/06/20 22:05 | miku #-URL[ 編集 ]
okapiさんへ
こんばんは!
おお!okapiさんの積読山の中にも六青さんが!私もまだ2冊しか読んでませんが、すごく読み甲斐のある作家さんなので、ストーリー重視のokapiさんにもきっと満足していただけるのではないかと思います!こんなレビューで少しでも六青さんの順番が早まるとよいのですが(笑)!
>恋愛を期に更生する男
もう別人っすよ・・・。すごい変わりようですから・・・。
No:1991 2007/06/20 22:07 | miku #-URL[ 編集 ]
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2007/06/20 | +synapse∞type-bee+ |
至福の庭〜ラヴ・アゲイン〜
【内容紹介】カウンセラーである兄の仕事を手伝いながら暮らす鈴木佳人は、過去の事件が元で心に深い傷を抱えていた。ある夏の日の午後、佳人は唯一の安らぎの場である庭で、藤堂大司という男と出会う。男性的な力強さを