BL本の日記

大好きなBL本やBLCDの感想をつづってます (最近神谷さんブログ・・・(´▽`;))

影鷹の創痕

今回は痛そうだと思った水原さんの新刊!いや、痛かったんです、水原さんの性描写でも結構痛かった。けど、なんだかこう恋愛感情とか執着が物足りないというか、事件を詰め込みすぎて何もかもがあっという間だったような気が・・・。
受けも攻めもこう・・・なんだろう・・・心情が掴めない・・・。
上手く言えないけど・・・、なんか消化不良・・・。
辛口?ごめんなさい!好きだからいろいろ期待しちゃうんです!

影鷹の創痕 (二見シャレード文庫 み 1-1)影鷹の創痕 (二見シャレード文庫 み 1-1)
(2008/01/29)
水原 とほる

商品詳細を見る


あらすじ
親の意向に従って進学し、やる気の出ない毎日を過ごす大学生の千紘。ところが退屈しのぎに仲間の一人が仕掛けた悪戯がきっかけで、暴力団と深い関わりを持ち、違法取引に手を染める男・三橋に監禁されてしまう。嗜虐癖を持った三橋に毎晩犯され、千紘はペットになり下がる。そこへ現れたのは、元傭兵で、三橋の持つ美貌とは反対の静謐さと男の魅力を湛えた鷹村だった。三橋と手を組む彼が時折見せるいたわりの眼差しに、頼るもののない千紘は何度も縋りつきそうになる。だが三橋の執着は思いのほか激しく…。
屈辱、痛み―瀬戸際の愛が交錯する。

>> ReadMore
感想
暴力団・三橋×大学生・千紘に元公安・鷹村×千紘。3Pもあり。

あらすじにある通り、千紘はちょっとした遊びから、暴力団で嗜虐癖のある三橋にペットとして監禁され、ひどく犯される日々が始まります。
そこに三橋が自分の右腕としてスカウトした鷹村が現れる訳ですが、三橋は鷹村も混ぜ無理矢理一緒に千紘を犯します。
鷹村は、千紘が三橋に捕まりそうになった時に逃がそうとしてくれて、千紘が監禁中も何かと気遣ってくれて、そんな鷹村に千紘は惹かれていきます。
でも、最初はただただ千紘をホンモノのペットとしてひどく犯していた三橋も、だんだん千紘に愛しさを覚え、時折優しさを見せるようになり、千紘は三橋に情のようなものを覚えていくのです。

性描写は痛いです。水原節炸裂です!容赦のないその書き方はさすがです!最初は三橋に本当に千紘への愛情がないから、暴力と一緒で痛いんですよ〜、怖いんです。
両乳首に所有の証のピアッシングをされ、首輪を付けられ、裸で過ごさせられ・・・。三橋は千紘が苦痛に泣き叫ぶ姿に興奮を覚えるので、とにかくひどく犯すんです。痛い、描写が痛い。ぞっとする。そこに愛がないから余計に痛い。
そして、三橋が鷹村にも千紘を一緒に犯させるんですが、鷹村は千紘を哀れみながらも、鷹村にも計画があるので、三橋に疑われないよう一緒に千紘を犯すんです。
私、初めて読みましたよ、二本○し・・・○| ̄|_痛い、痛い、痛いよお〜〜〜〜(ToT)
千紘は鷹村に淡い気持ちを抱いているから余計に痛い。
更に、三橋は後ろ盾の老人の希望で、その老人にも千紘を道具で責めさせ・・・。
これでもか、これでもか・・・と、痛い性描写が続きます。

でも途中から残忍に見えた三橋にも、千紘への愛情や執着が見えてくるんですよね。
毎日ひどく犯され、人としてまともな心も失いかけていた千紘はそんな三橋に情を覚え、どんな育ちをしてきたんだろうって興味を覚えるのですが、あんなひどい扱いをされていて、なぜ〜?!これが、監禁された犯人と情を交わすという複雑な被害者の心理みたいなものですか?
三橋が残忍な性格になってしまったのは、捨て子で、元刑事の男に育てられたという特殊な環境よりも、元々の性格もあったようなのですが。そんな三橋は金で何でも手に入って、唯一手に入らないのが人の心で、そんなこともよく分からない人生を送っていて、それが哀しいと千紘は同情します。そこらへんの描写は確かにかわいそうではあります。

でも千紘がひどい状況の中で、そうやって人としての心を失わなかったのは、鷹村が見せてくれた気遣いもあったり、三橋がいないとこで鷹村が自分に「あきらめるな」と励ましてくれたこともあるんですが。
千紘も今までやる気のない毎日を送ってきて、デキる兄姉達へのコンプレックスから卑屈になったりして家を飛び出し、かといって自分の好きなことに打ち込むわけでもない中途半端な毎日。こんな目に合って、今度は自分の人生をきちんと生きたいと願うようになります。
千紘が鷹村を好きになったのは、こういう特殊な状況で自分を励まし救ってくれた存在だからじゃないかと思ったり、特殊な状況だからこそ同性でもそれが恋愛に発展するのはしょうがないことなのかと思ったり、それも恋愛の始まりとしてありなのかと思ったり。私がぐるぐる・・・。
ただ千紘が後から、こんな機会で出会っていなくても鷹村を好きになっていた・・・って言ったのは「?」な気もしたんですが。千紘はもともとノンケでもある訳だし、こんな状況があったからこそじゃない〜?って。

さて、鷹村が三橋の元にいるのには訳があって、それは三橋に自分の妹を殺された復讐を果たすためなのです。
結局、三橋が関わっている事件が明るみに出て、鷹村は千紘を救い出し、千紘と鷹村は抱き合うんですが、好きだと言う千紘に鷹村は妹の復讐を果たさないといけないから想いに答えられないという・・・ええ?!千紘の気持ち知って抱いておいてそれはないんじゃないの?!と思っちゃいましたが。しかも、鷹村、千紘のこと好きだったの?!

三橋もその後、執念で千紘を探し当てるのですが、結局鷹村にまた撃たれ刑務所送りになります。

そんなあれよあれよ・・・といろんな事件や、3人の感情が怒涛のように進んで行き、若干詰め込みすぎた感があって(^^;3人いて、それぞれに複雑な感情があって、事件も絡ませて〜じゃ、この文庫のページ数じゃ難しいな〜とは思いますけど。

結局、千紘と鷹村はハッピーエンドにはなりますが、鷹村の気持ちも掴めないままで、なんとなく消化不良なままで終わってしまった感が・・・。
三橋、結局は最後かわいそうな人でした。いや、よかったのかな?
Return <<

テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 小説・文学

2008/02/02 00:34 
水原とほる | Comment(7) | Trackback(0) | Top ▲

青の疑惑

久々の小説レビュ・・・。コレ、疲れた身体には少々濃かった(^^;
大好きな水原さんの新刊です!キャラ文庫からは初めてですね。
う〜ん・・・今回も水原さんお得意のイタイタ要素・しかも2人とのSMプレイが出てくるんですが、何だろう・・・主人公の2人への気持ちが読んでて消化不良というか・・・。
面白いのは面白いんですが、何かが足りない気がする。

青の疑惑 (キャラ文庫 み 3-1)青の疑惑 (キャラ文庫 み 3-1)
(2007/11/27)
水原 とほる

商品詳細を見る


あらすじ
捜査に手段を選ばない一匹狼の刑事・九鬼と、笑顔の下に酷薄さを隠し持つヤクザの跡取り・陽介―。正反対だが共に危険な匂いを纏う男二人に好かれてしまった整体医の恭。危ないと知りつつ拒絶できずにいた恭だったが、ある朝医院の前で不審な死体を発見!!事件に巻き込まれた恭は組織に狙われてしまい…!?アウトサイダーな男たちが火花を散らすトライアングルLOVE!!

>> ReadMore
感想
刑事・九鬼尚道36歳とヤクザの跡取り・藤森陽介32歳×整体師・青山恭29歳。 

恭は叔父の整体院を1人で切り盛りしているのですが、そこに通ってくる刑事の九鬼と、恭が通うバーの経営者でありヤクザの跡取りの陽介2人に言い寄られています。
恭はゲイであり、過去の恋人との付き合いでアブノーマルなセックスでしか快感を得ることのできない身体になってます。その恋人とはひどい別れ方をして、それがトラウマで、またその性癖から、恭はそれから誰とも恋愛ができないでいます。
でも九鬼と陽介の2人から言い寄られるのは心地よくて・・・。
そんな中、恭が薬をめぐる事件に巻き込まれてしまって・・・。

2人が自分に気があると知りながら、上手くかわしていた恭なんですが、事件をきっかけに2人と身体の関係を持つことになります。
自分の過去のトラウマと性癖を隠していたつもりの恭ですが、2人はそれを知っていて恭に思いを寄せて身体の関係を迫ってきます。
2人からそれぞれにSMプレイ受ける恭・・・。忘れていた昔の快感を取り戻します。
2人それぞれを別々に、でも同じように思う恭なんですが・・・。

う〜〜〜ん・・・そんな上手い具合に恭を満足させてくれるようなサディスティックな男が2人も、同じ時期に、上手い具合に近づいてくるのが出来すぎのような。
そして、そんな2人の男のおかげで過去の恋人のことを忘れることができる恭ですが、過去にこだわっていた割に、そんな簡単にこだわりを捨てられるものなのかなぁ。2人が自分の性癖を理解してくれてるのが強かったんでしょうけど。
そして恭は2人を同じように思うことができるのか、それともまだ2人への思いは曖昧なものなのか、その辺が曖昧な気が・・・。お話のこの時点ではまだそんなものなのかな。
また九鬼と陽介が恭を思っていてそれぞれと身体の関係があるのを知りながら、またお互いを認め合っている風なのが、なんだか腑に落ちないような。

水原さんのSMプレイは楽しめましたけど、私、水原さんの受けが鬼畜な攻めにひどく攻められてドMに開発されていく描写が好きなので、最初からドMな受けは好みじゃなかったかなぁ。
あと水原さんの攻めの執着気質が最近読めないので、なんとなく物足りないなぁ(^^;

水原さんに求めるものはそんなものだったりするんですよね。偏ってますねぇ、私。
Return <<

テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 小説・文学

2007/12/09 21:06 
水原とほる | Comment(4) | Trackback(1) | Top ▲

月下の縁

久々の水原さんの新刊!!!最近の水原さんは痛さ度低めですねぇ。攻めの執着度合いも低めです。あの痛さと執着具合がツボなのですが。でも、それでも読ませてくれる作家さんなので好きです(^^)

31902227.jpg

月下の縁 (ガッシュ文庫) / 水原 とほる

あらすじ
母を亡くし、倹しい生活を送っていた晶。しかし戦後の中華街で幼なじみの敬生と志を同じくし、日本人でありながら中華街に生きる台湾人としてそこを守ってきた。そんなある晩、中国から来た凱士という美丈夫に出会う。表向き貿易会社を営む凱士だったが裏では中国マフィアとの繋がりがあると噂されていた。中華街を脅かすものの正体を探るため、晶は凱士の懐に潜り込む。「あんたの仲間として認めるなら抱かれてもいい」晶の挑発に乗った凱士は、晶の身体を暴き立てようと甘くも狂おしい快楽を与え・・・。

>> ReadMore
感想
貿易会社社長・李凱士(リー・カイス)多分35歳くらい×食材の仲買人・双麻晶23歳。

戦後の横浜中華街を舞台に繰り広げられるお話です。
あらすじから、たおやかな受けが身体を売って生きるようなちょっとビッチなお話かと思いきや、戦後の日本や中国の歴史も絡ませ、外見は綺麗だけど男前な受けが、孤独な世界を同じく孤独な攻めと強く生き抜いていくような、BLの括りに拘らない割と骨太なお話だったのかなぁと思います。

晶は絹の輸出業で栄えた莫大な財産を築く双麻家の息子。でも、その財産を築き上げた祖父が死に、戦争を経て、父も愛人と共に財産を持って逃げ、母は自殺、金もない孤独な身となる。日本人でありながら、日本名を捨て双(スワァン)として、幼馴染みでもあり恋人の台湾人・敬生(チンスェン)に支えられて横浜中華街に生きてきた。でも、日本人の父を持つ中国から来た凱士と出会い、晶は最初はスパイとして凱士のもとに潜入するのですが、同じ孤独な凱士に自分と同じ魂を持つことを知って惹かれていく。例えどんな仕打ちを受けても・・・。

水原さんといえば、痛いシーン・・・ですが、今回も凱士のもとにスパイとして潜入したことがバレて、凱士に鞭で打たれ、様々な男に凱士の前で陵辱させられ、阿片を吸わされ中毒手前までさせられます。でもそれはあくまで晶がスパイをした報復としてしょうがないこと。そして、そんな仕打ちをする凱士も、晶がスパイ行為がバレてそんな報復を受けてでもかばう恋人がいることに憎らしさを覚え歯止めを失っていたのです。凱士も好意を寄せていた晶に裏切られつらかったんでしょう。

凱士はひどい仕打ちをしながらも、晶に孤独な自分の身の上を話し、そんな凱士に晶は自分と同じものを感じて惹かれていくんです。そして今まで自分を大事にしてくれた敬生との関係に疑問を持ち始めます。

そんな凱士の元に、晶の幼馴染みであり恋人の敬生が助けに来るのですが、結局晶は凱士の手を取ってしまうんです。そして、凱士の日本での数々の不法取引が明るみに出そうになって、アメリカに逃げることを決意するのですが、凱士は晶に一緒に来ないかと言います。今まで強引だったくせに晶に選択させる凱士。家族もなく未練がないとはいえ、育った日本を離れることに途惑う晶ですが、凱士と一緒に行くことに決めます。でも、凱士は日本を発つ日に、敬生に晶を向かえに来させるんです。
凱士は孤独で晶を必要としていて、本当はこのまま晶と一緒にアメリカに行くことが嬉しいだろうに、晶が敬生と共に日本に残ることも選択させるんです・・。これからアメリカに行って二度と帰ってこれないかもしれない晶に対する凱士の優しさなのですが、凱士にとっても恋人に未練のある晶ならこれから見知らぬ異国で自分とは一緒にいられないと思ったんでしょうか。
でも、結局晶は凱士についていくんですが。きっと晶は敬生と日本に残ってもそれなりに幸せにやっていけるんでしょうけど、晶は今まで大事にしてくれた敬生に言います。

どうしてだろうな。ただ、出会ってしまったんだ。それだけなんだ・・・・・・

晶が敬生に感じ重ねたのは失った父親かもしれない。そして凱士に重ねたのは同じ孤独。それは両方とも恋愛感情かどうかは分からないけど、晶と凱士は魂が一緒だったのではないでしょうか。今後ずっと一緒に側にいることができるのはどちらか・・・恋愛感情とはそういうものなのかも。

アメリカに渡った後の数十年後の凱士と晶。
それは、同じようにアメリカに渡った、昔の晶の仲間・羅鴻健(ルゥオー・ヨーンジェン)視点から語られます。

BL枠を超えて、歴史上の出来事と国を挟んで、人と人との関わりを読んだ気がしました。ちょっと切ない感じです。

欲を言えば、もっと凱士と晶の甘いシーンが読みたかったかなぁ。凱士が不器用すぎ?
でも、晶が望んだ愛の言葉を凱士は決して口にしないくせに、晶が眠っている時にその言葉を口にするのにきゅ〜んとしました。
Return <<

2007/07/27 21:40 
水原とほる | Comment(10) | Trackback(3) | Top ▲

夏陰−Cain−、箍冬-Cotoh-

水原さんにハマった頃に買って読んでたんですが、なんかあんまりにも受けがかわいそうで、途中で読むの挫折してたんです。そして再度トライ。あぁ、今ならまだ読めます。でもやっぱ重い、痛い。でもこれぞ水原さん!って感じです。
中カラーは多分持ってるBL小説の中で1番キワドイかと・・・(中カラーでモザイク入ってるしなー(−−;)。いや、普通に本屋で買いましたがね、さすがにカバーは勘弁でした。

夏陰―Cain 夏陰―Cain
水原 とほる (2003/04)
マガジンマガジン

この商品の詳細を見る


箍冬-Cotoh- 箍冬-Cotoh-
水原 とほる (2004/02/06)
マガジン・マガジン

この商品の詳細を見る


あらすじ
大学生の沢田雪洋は早くに両親を亡くし、結婚を控えた姉と二人で慎ましく暮らしていた。しかしアルバイト先のバーで冷酷な瞳の男・岡林祐司と出逢ったことで、それまでの平穏な日常はあっけなく崩壊する。雪洋の清廉な印象を持つ美貌と意外にも強気な態度に心惹かれた岡林は、その身体を陵辱したばかりか自分のものになれと言い放ったのだ。暴力団の要人である岡林に刃向かう術もなく、雪洋は決して逃れられない腕へと堕ちてゆくが―!?
続編・箍冬-Cotoh-では、雪洋は岡林と一緒に暮らすうちに冷淡で酷薄な岡林の歪んだ愛情を受け入れられるようになる。しかし、時に見せつけられる非情な態度に対する恐怖心だけは拭えない。そんな中、岡林と対立している兄たちの動きが不穏な様相を見せ始め―!?

>> ReadMore
感想
箍冬-Cotoh-の途中まではそれこそ随分前に読んだのですが、非情に重くて痛かったです。おもしろくない・・・とかじゃなくて、ホントにキツくて挫折した・・・みたいな。

岡林は雪洋のたった1人の家族の姉の幸せを盾にし、性的な暴力で脅して、雪洋を自分のバシタにします。それも雪洋の勤める店にたまたま寄って見初めただけで。雪洋はたまったもんじゃないです。今までの平穏な生活から、世界が一変するのですから。その描写がハンパないです。この世の中、警察とか頼って何とか逃げられそうな気もするんですが、なんかホントに岡林が恐ろしくて雪洋は従うしかない・・・みたいに思わされるんです。岡林はできうる限りのひどいセックスで雪洋を逃げられなくさせます。セックス描写は多いですがほとんど暴力に近いです。さすがに雪洋がかわいそうで、かわいそうで。
そんな中でも健気で前向きな雪洋は姉の幸福のためにも、岡林の側で伴侶として暮らします。

でも、岡林は雪洋が好きで、これが彼なりの愛情表現なんですよね。好きだからこそ、嫉妬もすごいし、そして全力で守る。また雪洋が強情な面もあって素直になれないのも、岡林にとってはおもしろくもありイライラするみたいですが(って、この状況で普通素直にはなれないよなぁ)。えらく一方的で雪洋にとっては迷惑な話ですが、雪洋もそんな岡林の不器用な愛情に気づき始め、岡林への思いが変わっていきます。

箍冬-Cotoh-では、雪洋も岡林を愛し始めるんですが、やっぱりヤクザの世界にはなかなかなじめない(当然ですよね)。岡林を愛しているけど、ヤクザの血なまぐさい世界に当然普通の生活は送れずストレスも感じ、過呼吸発作を起こしたりするようになります。
ここで、岡林は最初こそ心配していたものの、発作を繰り返すうちに「俺の腕の中で死ねばいい」とか言います・・・。おいおい。まぁ、それが治るきっかけにもなるのですが、病気の恋人前にしてなんつうセリフだよ・・・。

セックス描写は何でもありです。強姦、道具、剃毛、人前でのプレイ・・・などなど。
そしてヤクザの世界の描写もなかなかに凄まじいです。人が死んだり、指落としたり・・・容赦なく書いて下さってます。
また高緒さんの挿絵がすごいです。雪洋なんて挿絵の半分以上裸ですよね?いや〜、このお話にぴったりの方ですよ。水原さんのこの世界を十分すぎる程に表現していて、更に凄みが増してます・・・。

そういえば、水原さん、あとがきでまた彼らのその後を書きたい日がくるかもしれません・・・って書いてらっしゃいましたが、まだ書きたい日は訪れないんですかね。相変わらずな2人なんでしょうけど。終わりなんて考えられないお話ですし。

はぁ、もう読み返すのはムリ・・・。
Return <<

テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2007/03/14 23:56 
水原とほる | Comment(8) | Trackback(0) | Top ▲

アシメトリー 水原とほる

アシメトリー アシメトリー
水原 とほる (2006/11)
笠倉出版社

この商品の詳細を見る


ずっと前に買っててやっと読了。レイプなどやはり水原節でしたが、攻めが優しかったので、水原さんにしては甘かったです。っていうか、甘すぎる・・・(対水原比)。びっくり・・・。

あらすじ
ジュエリーデザイナーの香津美の楽しみは、週末にクラブで談笑すること。華奢な香津美は大学院生の一樹を始め、いつも3人の男達に口説かれていたが、体に秘密を持っていたため、誰とも深く関わらないようにしていた。そんな香津美が密かに憧れていたのは、年上の相場師・北条だった。ところが、焦れた3人は香津美は罠に陥れ、襲いかかってきた。そこに、呼び出された北条が現われて―!?

以下ネタバレ。

>> ReadMore
感想
アシメトリーとは「左右非対照」「不均衡」という意味で、香津美の抱えるアシメトリーな秘密がタイトルになっています。そのせいで、高校時代に好きだった先輩にバカにされてトラウマになった香津美は、それ以来誰も本気で好きになれなかった。

そんな香津美が、彼に想いを寄せるクラブで仲のいいと思っていた3人の男にレイプされて、でもそれを北条に助けられ、もともと両思いだった2人は恋人同士になる。
北条は水原さん描く攻めキャラでは珍しく、受けに優しいノーマル(男への趣味とかがね)なオトナな男(笑)。そして、両思いになってからの香津美も北条にはメロメロで、2人は水原キャラでは普通にラブラブで甘々。
なので、水原さんにしては、レイプシーンはありましたが、割とさくさく読めました。しかし、なんだか物足りないのはやはり水原さんだから?

レイプされた後、レイプされた痕を消して欲しいとすぐに北条に抱かれる香津美や、香津美をレイプした男・一樹の相談にのってあげる香津美や北条にはちょっとどうかと思いましたが。いいのか、それで?
その一樹の相談とは、自分が好きな相手にもサディスティックなセックスしかできない性癖で悩んでいるというものなのですが。
その解決策として、北条は一樹の前で香津美を優しく抱くのですが。
う〜む、一樹はこれでその性癖を克服できるのでしょうか〜。

トラウマを抱えていた香津美が、北条からの愛によって、いい方向に前向きに変わっていくのが何だかうらやましかったです(自分、切な・・・)。
Return <<

テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2007/01/04 23:40 
水原とほる | Comment(8) | Trackback(3) | Top ▲

ガッシュ文庫全サ 「Gush Bunko pit」

Gush Bunko pit


夏に、水原とほるさんの「青水無月」を買って応募したガッシュ文庫1周年記念の全サがやっと届きました〜!11月下旬から発送開始のはずだったけどな〜と思ってたんですが、応募が多くて発送が遅くなったみたいです。ホントに普通の文庫本タイプの本に、その本に収録されてる小説の表紙カラーのハガキセットがついてました。稲荷屋さんの「青水無月」の表紙がキレイだったから嬉しい(*^^*)

収録されてるもので、水原さん以外の作品は読んだことなくて、番外は話の流れが分かりませんでしたが、とりあえずおもしろそうなものは読んでみました。
番外だからか、どれも甘かった。

収録作品
「風は生意気」剛しいら
「神父は夜の花嫁」あすま理彩
「調教メタモルフォーゼ」水島忍
「愛のお仕置き」伊郷ルウ
「エレベーターで君のとこまで。」鳩村衣杏
「オガクズで愛が満ちる」夜光花
「恋獄の獣に愛されて」吉田珠姫
「龍と竜」綺月陣
「純愛本能」柊平ハルモ
「若君様、ご乱心!」大槻はぢめ
「青水無月」水原とほる       
以上の作品の番外編収録。

以下ネタバレ。

>> ReadMore
感想
青水無月 番外編 水原とほる
兄・睦実と弟・達也は両親の離婚で10年前に離れ離れになり、睦実は母親に、達也は父親に引き取られる。父親が死に、母親が達也の再保護者になり、再会した2人。
達也にはなぜか二面性があり、実の兄弟でありながら、睦実に暴力を振るい、かと思えば身体を激しく求める。
そんな不安定な達也を放っておけず、自分も達也に溺れていく睦実。

今回の番外編は、母親の再婚で、2人の義父になった男が、睦実と達也と会食のセッティングをするところから始まる。
自分を捨てた母親を憎み、再会を拒んでいた達也も、今回はできのいい息子を演じきる。誰にも邪魔されず睦実と一緒にいたいから。
でも、睦実と達也の2人の自宅に帰ってから、その苛立ちを母親に似ている睦実にぶつけ激しく求める達也。達也にひどく扱われながらも、母親に似ているけど母親より何もかもいいと言われることが嫌じゃない睦実。

今回のエロも鬼畜です(^^)達也に本編で施されたアソコのピアスにチェーンをつけられなかなかイかせてもらえなかったり・・・。でもどんなにひどくされたって、達也とは離れられない睦実。本編のまま2人らしく暮らしているようです。
私には甘々に思えてしょうがなかった(^^)b
よかったです〜、この番外編!



龍と竜 番外編「クリスマス会」綺月陣
読んだことないのですが、前から気にはなっていて、番外編読んでますます気になってきた作品。

ヤクザ・龍一郎36歳×フリーター・竜城20歳。

ヤクザの龍と、フリーターの竜と、竜の5歳の弟・颯太の家族物語?!
なんか、まるで男同士の恋人とその連れ子・・・みたいな。
こないだ読んだいつきさんの「コンティニュー?」のような家族設定で大好きです!この年の差もイイ感じ!
龍の颯太への甘やかしぶりがまたいい!
新婚家庭ですよ、ホント。
颯太の幼稚園のクリスマス会に、龍が出たいのに、龍の命が狙われるんじゃないかと心配する竜、そして颯太は龍に来て欲しいとダダをこねるし・・・なドタバタ、甘々なお話。



「オガクズで愛が満ちる」夜行花
大学生・秀一×喫茶店経営・玲人。

これもおもしろかった。玲人の小2のイトコが眠る側でこそこそエッチする2人がなんとも・・・(*^^*)



掲載の全作品のキャラに対してプロフィールや、作者よりキャラへのコメントが載ってるんですが、そのキャラのプロフィール欄に「理想の男性像」ってあるんですが、これって自分の好みの男性ってことなのか、自分がなりたい男性なのか、迷わず前者なのがさすがBL(今更だろう)。
Return <<

テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2006/12/29 01:15 
水原とほる | Comment(4) | Trackback(0) | Top ▲

徒花 水原とほる

徒花(アダバナ) 徒花(アダバナ)
水原 とほる (2006/11/24)
海王社

この商品の詳細を見る


今月は水原さんの新刊が2冊出て、あと1冊「アシメトリー」も買ってはいるんですが、ぱらっと読んだままで(^^;こっちの方が痛さ度が低そうなのでこちらから読んでみました。
レイプシーンはやっぱりきつかったですが、それ以外は水原さんにしてはお話もキャラも割と普通な気がしました。

あらすじ
会社勤めの和彦は、ある夜高校時代に片思いをしていた同級生の赤澤に再会する。整った顔つきに鋭い視線で周囲を威嚇していた赤澤は今は暴力団の構成員になっていた。酔った赤澤に気まぐれに抱かれて、昔と変わらぬ想いを自覚する和彦。赤澤にとって自分は特別な存在じゃない。けれどもっと奥深いところまで赤澤が欲しい。両親に愛されずに育った、本当は不器用で繊細な赤澤を守ってあげたい。危険な目に遭わないよう組を抜けて欲しいと強く思った和彦は・・・。

以下ネタバレ。

>> ReadMore
感想
水原さんとヤクザや暴力団といえば、大体その世界中心ですが、今回はサラリーマンの和彦が主人公なので、あくまで和彦から見た暴力団の世界という感じで、和彦が好きな人を心配し、何とかしてあげたい様が真剣に伝わってきます。

水原さんの描く受けといえば、なんだかかわいそうなくらい攻めにひどい扱いを受けてる子が多いので、同情もあってすごく愛しい、何とかしてあげたいと思ってしまうんです。でも、今回の受けキャラの和彦は、ひどい扱いは受けるけど、芯が強いのでそうではなかったかな。だからか、逆にもどかしいというか。愛着があまり持てなかったかなぁ。打たれ強すぎて。そんな私って歪んでるよなぁとか思っちゃいました(−−;ひどい扱い受けて打ちのめされて弱ってる受けがいいのか、自分・・・。

和彦には他の点でも多少いらっときたんですよね〜。ゲイでもない、住む世界も違う赤澤を、友達でもいいって思ってたのに、だんだん欲深くなっていって(当たり前か。寝ちゃったし)、赤澤を危ない目に合わせたくないって、赤澤の組で築いてきた大事な仕事を警察にタレ込み、赤澤のプライドを傷つける。でもそれは赤澤が組にいる限りこれからも続くことだし、赤澤が暴力団員でも好きになったのは和彦だし。和彦にとっては赤澤が危ないと心配でもあり、本来そういう世界にいる人じゃないと思ってるかもしれないけど、赤澤にとっては必死に生きてる世界でしょ。それをどうにかしてあげようと手を出すのは、いくら好きでもやってはいけないような気がしました。心配なのは本当によく分かるのですが。

それが赤澤にバレて、和彦は好きな赤澤の前で他の男達に輪姦され、死んだ方がましだと思うくらいひどいレイプを受け、ひどく打ちのめされた和彦ですが、まだ赤澤のことを好きだと思う。そして赤澤もまた和彦の元に来る。
和彦の強さ、健気さはすごい。あれだけひどい仕打ちを受けてもそこまで好きでいられるんだろうか。自分が悪かったからしょうがないのか。赤澤は和彦が裏切りからそんなことをした訳ではないことを分かったから、また和彦の元に現われたのか。そもそも和彦が自分の元から離れた方がいいから、あんなひどい仕打ちをしたのか。
う〜む。
和彦は大学生の時、修羅場もくぐってきたし、度胸も据わってんのかな〜。そして、赤澤は単に寂しい人なのかな〜。

そんなこんなで結局2人は結ばれ、赤澤は組を抜ける決心をするのですが。
安易な終わりだったような・・・。水原さんだからか拍子抜けしました(^^;でもこういう終わりは嫌いじゃないです。
しかし、レイプシーンはすごかったなぁ・・・。裏切ったと思っていたとはいえ、友人(以上恋人未満?)を目の前であんな目に合わせるなんて、赤澤はよっぽどショックだったのか・・・。他人に犯されてるひどいシーンは、愛がないゆえかなりきつかったです。

赤澤は、暴力団員でクールだけど、和彦になんだかんだで甘えてる感じなとこや、不器用な愛情表現がかわいいとこもあったり(^^)和彦は水原さんキャラでは珍しいような包容力があって肝の据わった受けでした。

<追記>
あれから、なんでいつもの水原作品みたいじゃないんだろうと考えてたんですが、きっと攻めが受けに執着してないのと、受けが始めから攻めをすごく好きなところですかね。普通のBL作品なら普通なんだろうけど、水原さんなのでなんだか違和感・・・。水原作品で攻めの受けへの執着ぶりと、受けが攻めのご無体にだんだん好きにならざるをえなくなっていく過程が好きなんだな〜。
Return <<

テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2006/12/01 00:19 
水原とほる | Comment(8) | Trackback(3) | Top ▲

窓

窓 窓
水原 とほる (2004/08/06)
マガジン・マガジン

この商品の詳細を見る


ず〜っと前に買ってて、最初の表題作だけ読んで、ほったらかしてて(^^;)あとの短編もやっと昨日読破しました。
短編集で、表題作の「窓」はかなり私好みでした。
しかし、すごい話ばかりだった。

あらすじ
高校2年の夏休み。誰もいない学校で、不良グループに絡まれ辱めを受けていた大庭保は、偶然通りかかった1年生・西村隆明の機転により助けられる。しかし、屈辱にうちひしがれている保に、なぜか追い討ちをかけるような言葉を浴びせ、力づくで躯を繋ぐ隆明。以来卒業まで、隆明に命じられるままに保は己の躯を捧げ続けることになる。
大学進学を機に完全に切れたかに思えた隆明との関係。だが、ある日、保は自分のマンションの前に佇む大柄な男の姿を確認する。それはまぎれもなく、もう2度と会うことはないと信じていた隆明であった・・・。
他、短編3篇収録。

以下ネタバレ。

>> ReadMore
感想
「窓」
助けてくれたと思った隆明に逆に犯されるという・・・。それから、隆明は異常なくらい、保に執着する。
執着の仕方も半端ない。大学も追いかけてくるし、一緒に住むし、保が付き合ってた女とも別れさせるし、おまけにそれにむかついて無理やり犯すし。そして、今度は保の男の先輩にキスされたところを隆明に見つかり、殴られ、縛られ、保の身体に自分のものだという証を付けようと焼き鏝をあてようとする。ひ〜〜〜〜〜(((((゜д゜;))))))
それから、保は壊れちゃって、隆明のなすがまま。
そして数年後、心もオトナになった隆明がやっと保を解放しようとしたら、もう保の方が隆明から離れられなくなっちゃってたという。
なんと恐ろしい・・・。

う〜ん、でもこれぞ、水原さん!って感じ。
結局、最後は幸せそうな2人だったし、よかったんではないかと。愛の形も人それぞれだし。

これ、もっと読みたい!

「温かい血」
叔父・俊和(32歳)×和己(高校生)。
近親相姦で、首輪とか、浣腸とか、排泄シーンとか、結構本格的です・・・。
ちょっと叔父の俊和が怖かった・・・。
和己も怖がってたけど、最後にはますます叔父のこと好きになってるし・・・(−−;

「秘密」
お互い、タチでSなため、愛し合っているもののセックスできない雅弘と公一は、自分の性癖を初めて自覚した高校生・薫をお互いの前で抱き、興奮を分かち合う。
薫はそんなプレイは初めてで怖がるけど、自分の居場所を見つけて毎週この2人と会うようになる。

いや〜、こういう愛の形もあるのね〜・・・みたいな。

「黄色い花」
これも近親相姦というべきか。
画家・水口藤人(40歳)は、美人画の天才画家。そのモデルは美しい息子・旭(高校生)だった。旭の成長の様をずっと描いてきた水口は、取材に訪れた画学生の隆一に旭を抱かせ、それを描く。
隆一は、本当の親子だから寝ないがこの2人が愛し合っていると気付く。

なんか閉鎖された世界の不思議な話でした。抱き合ってるのは旭と隆一なんだけど、愛し合っているのは水口と旭・・・みたいな。しかも2人は血の繋がった親子。
隆一がなんか憐れだった。

今回の短編、それぞれお話は違いますが、どれも短いのに濃くて、様々な愛の形が描かれてました。
短編なのに、どれもすごいです。さすがに疲れました(^^;)

Return <<

テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2006/08/30 23:15 
水原とほる | Comment(4) | Trackback(0) | Top ▲

青水無月

青水無月 青水無月
水原 とほる (2006/06/30)
海王社

この商品の詳細を見る


木原音瀬さんと同じように痛い作家さんで有名な水原とほるさん!やはり大好きな作家さんです!

水原とほるさんの作品は、痛くて切なくて執着もの・暴力もの(愛がある)が多いいんですが、まさに好みの作家さんです。
でも、今回は特に痛かったです(;;)

あらすじ
「兄さんが欲しくてたまらない」
両親の離婚で離れ離れになった弟・達也と十年ぶりに再会した陸実。医療機器メーカー勤務の陸実は、父親が死に身寄りをなくした学生の達也と同居することになった。陸実は兄弟の失った時間を取り戻そうとするが、その晩突然達也に荒々しく身体を開かれてしまう。それ以来夜ごと一方的に陸実を犯しながらも、翌朝は別人のように優しく接してくる達也。陸実は達也のその不安定さを放っておけなくなり・・・。

以下ネタバレ

>> ReadMore
感想
水原さんがあとがきで「デビュー当初から一貫して「痛さ」と「息苦しさ」増量キャンペーン実施中で作品をお届けしている水原ですが」とありますが、ありがとう!水原さん!でも今回、実の兄弟ものでDVシーン満載・・・。
水原さん曰く「禁断に禁断を塗り重ね、かなり閉塞感の高いことになってしまいました」と・・・。
まさしくその通りで・・・(^^;
愛があれば暴力シーンやDVシーンも、私は平気ですが、今回は結構痛かったです。
しかし水原さん、とうとう実の兄弟ものか・・・。水原さんならむしろ全然違和感ないですが。

弟の達也(攻)は両親の離婚後、母に父のもとに置いていかれ、虐待されて育ちます。兄の陸実(受)は反対に母に連れられて不自由なく育ちます。
その生い立ちのためか、暴力的な達也は2度も警察に保護され今も保護観察の身。そして達也と陸実との出会いも、達也が街で仲間と男を輪姦している時でした。

陸実と一緒に暮らし始めた時から、達也は置いていかれた母親に似た陸実を暴力で犯します。でもそれは陸実を好きだからだと言います・・・。
その後も達也は陸実を暴力で何度も犯します。
そんな達也としばらく距離を置こうと、陸実は親友の高瀬のもとに身を寄せます。でも街で女性と一緒にいる達也を見て嫉妬めいたものを覚えた陸実は一旦達也の元に戻ります。
怒っていた達也はそんな陸実を仲間に輪姦させます。

う〜ん・・・いくら虐待受けて育って、愛情表現が歪んでいても、好きな人、しかも自分の兄を輪姦させるなんて・・・(;;)さすがにきつかったです・・・。

そりゃあね、陸実も従順になるよね。達也を好きだと錯覚(?)するよね。精神も壊れるよね。
どんなひどいことをされても弟だから、弟の育ちに負い目があるから、かわいそうだから、離れることができない。
次第に身も心も支配されていく陸実・・・。

最後は達也も暴力を振るわなくなり(陸実が従順になったから?)、陸実も達也を愛し・・・ってとこで終わります。

絶対壊れたよな〜・・・陸実・・・。

そしてその後の続き「半夏生」で、1年後の2人に陸実の親友高瀬が絡んだお話が書かれています。

2人はそのまま平穏に愛し合いながら過ごします。今では陸実の方が達也を求めるくらいに・・・。そんな2人の仲に気づいた高瀬は陸実がずっと好きだったと告白します。2人の仲を蔑まれると思っていた陸実でしたが、高瀬は2人の関係を母親に言うと半ば陸実を脅します。それは陸実が好きだからなのですが。
そんな高瀬に陸実は身体だけならと差し出しますが、そこへ達也が帰ってきます。
最近は潜めていた暴力を露にする達也。達也は陸実に高瀬の前で「達也だけでいい」と言わせ、陸実もそれを望み、高瀬は去って行きます。

なんだかなぁ・・・高瀬ってむちゃくちゃかわいそう・・・。陸実が弟にDV受けてる時は、まぁ陸実が好きだったのもあるだろうけど親身になって心配していたのに・・・(--;

そして嫉妬にかられた達也は久々に陸実を暴力で犯します。自分の印までつけちゃうんです・・・(--;とうとうキタよ、コレ・・・。あそこにピアスですよ・・・。読んでるだけで冷汗出るくらい痛そうでした・・・(><)

でも最後やっぱり陸実はそれで幸せだって思っちゃうんですよね。どころか、自分が間違った道に進んだ弟を止められなかったって・・・。一時期暴力を振るわず落ち着いた達也に、逆に自分はいつかいらなくなるんじゃないかって焦りさせ覚えちゃうんですよね。
う〜ん・・・違うくない???
暴力でそうなったのなら怖い・・・。
救いようがないお話だよなぁ・・・。
でも水原さんもあとがきで書いてらっしゃいましたが、結局彼らが幸せならそれでいいのでしょうか・・・と思わされちゃいました。

でも、私は水原さんらしくて好きな作品でした!!!


Return <<

テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2006/07/02 22:11 
水原とほる | Comment(12) | Trackback(4) | Top ▲

 | Blog Top | 

現在の閲覧者数:

☆7/30 80万HIT THANKS☆

プロフィール

Author:miku


BL本が大好きな腐女子です♪
BL本やBLCDの感想をつづっています。
好き小説家:木原音瀬 他・・・
好き漫画家:志水ゆき 他・・・
好き声優:神谷浩史 他・・・
過去の記事でもコメント、TB大歓迎です(^^)
リンクフリーですが、ご報告いただいたら駆けつけます♪

詳しい自己紹介はこちら

★お気に召してくださったら是非★
BLブログランキング

いつも応援ありがとうございます(^^)


イラストが出てきます☆
拍手レスはミニBBSにて〜!

最近の記事

  • BLCD scarlet (08/28)
  • いろいろ夢中・・・ (08/27)
  • BLCD DEADSHOT (08/26)
  • PREMIUM BOOK 華藤えれな (08/25)
  • 死ぬほど好き (08/24)
  • 夏目友人帳 7:子狐とぼうし (08/23)
  • いろいろと・・・ (08/23)
  • BLCD 月下美人2 月夜に舞い降りた天使 (08/21)
  • ラジオCD ソレスタルステーション00 1 (08/20)
  • GO!GO!5 FES'08 IN 武道館 16日&17日 (08/18)

最近のコメント

  • miku:いろいろ夢中・・・ (08/29)
  • miku:PREMIUM BOOK 華藤えれな (08/29)
  • miku:死ぬほど好き (08/29)
  • ユウコ:いろいろ夢中・・・ (08/28)
  • サヤ:いろいろ夢中・・・ (08/28)
  • miku:BLCD DEADSHOT (08/28)
  • miku:PREMIUM BOOK 華藤えれな (08/28)
  • ゆちゅらぶ♪:PREMIUM BOOK 華藤えれな (08/27)
  • ゆちゅらぶ♪:死ぬほど好き (08/27)
  • りっこ:BLCD DEADSHOT (08/27)

最近のトラックバック

  • 水中雑草園:スレイヴァーズ★プレミアム (08/27)
  • 水中雑草園:死ぬほど好き(追記あり) (08/27)
  • ボーイズラブ・オタクなあいのひとりごと:「スレイヴァーズシリーズ完結記念本プレミアムBOOK」感想 (08/26)
  • ボーイズラブ・オタクなあいのひとりごと:アニメ感想「夏目友人帳」第七話・子狐のぼうし (08/23)
  • 電撃JAP:夏目友人帳 第6話「水底の燕」 (08/18)
  • Little Sweets.:「Punch↑」レビュー (08/14)
  • 愛しい日々:木原音瀬 小冊子 「愛すること」  (08/13)

カテゴリー

  • ひとりごと (90)
  • 自己紹介&バトン (25)
  • 木原音瀬 (64)
  • 英田サキ (10)
  • 水原とほる (9)
  • 夜光花 (6)
  • 秀香穂里 (5)
  • 菅野彰 (3)
  • 華藤えれな (16)
  • 烏城あきら (6)
  • いつき朔夜 (5)
  • 遠野春日 (6)
  • 六青みつみ (2)
  • 榎田尤利 (3)
  • 崎谷はるひ (17)
  • 中原一也 (4)
  • 沙野風結子 (4)
  • 砂原糖子 (12)
  • Unit Vanilla (8)
  • その他のBL小説 (36)
  • 志水ゆき (13)
  • 高井戸あけみ (5)
  • 高永ひなこ (4)
  • 明治カナ子 (2)
  • 藤たまき (2)
  • 水城せとな (2)
  • 山田ユギ (8)
  • 門地かおり (7)
  • カメイ与五郎太 (2)
  • ねこ田米蔵 (5)
  • 富士山ひょうた (15)
  • 小笠原宇紀 (3)
  • 日高ショーコ (5)
  • 草間さかえ (4)
  • 山本小鉄子 (7)
  • 大和名瀬 (8)
  • 九州男児 (4)
  • やまねあやの (6)
  • 夏目イサク (4)
  • 佐倉ハイジ (3)
  • その他のBLコミック (100)
  • 神谷浩史 (151)
  • 諏訪部順一 (12)
  • ドラマCD ア行 (14)
  • ドラマCD カ行 (15)
  • ドラマCD サ行 (16)
  • ドラマCD タ行 (10)
  • ドラマCD ナ行 (4)
  • ドラマCD ハ行 (12)
  • ドラマCD マ行 (5)
  • ドラマCD ヤ・ラ・ワ行 (12)
  • マクロスF (11)
  • ゲーム (7)
  • 購入予定メモ (17)

月別アーカイブ

MONTHLY

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索


RSSフィード

  • 最新記事のRSS
  • 最新コメントのRSS
  • 最新トラックバックのRSS

リンク(スクロールにしてます)

  • ボーイズラブ・オタクなあいのひとりごと
  • モエガタリ
  • 備忘録
  • 毎日が日曜日
  • 猫とひなたぼっこ
  • hidomiの頑張る日々
  • へたのゲーム好き
  • 腐男子日記
  • Ecarlate PIEGE
  • 愛しい日々...
  • Mercury
  • そして帰ってきた。
  • 妻、腐ってて悪いかっ
  • SLOWLY DAYS
  • 机上の空論
  • ホシノ楼-海の家本館-
  • a souvenir
  • rush headlong
  • Moon stone
  • 浅田の日記
  • 萌えプレ
  • 俺様+@猫缶
  • Humming
  • 管理者ページ

Powered By FC2ブログ

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

メルフォ

Powered by SHINOBI.JP

ミニBBS

同盟・リンクバナー


  

Blog Peopleブクマ

TRACKBACK PEOPLE

BL×B.L.

BL×B.L.
Template Designed by *Essence. Material by web material *Essence.
ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 専門学校