BL本の日記

大好きなBL本やBLCDの感想をつづってます (最近神谷さんブログ・・・(´▽`;))

蛇恋の禊

いや〜〜〜〜、なんか久々に濃厚なBL読んだ感じです!すごくハードでした!読みがいがあって嬉しかったです!奈良さんの絵がまた妖艶で!!!すごいな〜、口絵・・・うっとりですよ(*´д`*)
これは「蛇淫の血」の続編ですが、私その感想で「もっとどろどろしていいのに〜」とか書いてますけど、続編は受けも攻めもなんだかかわいそうなくらいにいろいろ濃厚でした。

蛇


あらすじ
平凡な大学生ながら不可抗力によって岐柳組次期組長に据えられた円城凪斗。常に傍に控えている、恋人で補佐でもある角能尭秋に支えられ、戸惑いながらもその重圧に耐えていた。だが、代目襲名を控えたある日、敵対組織に襲撃された凪斗を庇い角能が負傷してしまう。いつか、自分の為に命を落としてしまうと恐れた凪斗は次第に角能と距離を取るようになる。
心身共に結びついていた二人の亀裂は広がるまま、岐柳組は抗争に巻き込まれていき――。
 

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感想
岐柳組次期組長補佐・角能尭秋(かどのたかあき)33歳×岐柳組次期組長・円城凪斗20歳。

一回りの年の差、受けが組長の息子で、その次期組長に仕える攻めは一回りも年上・・・という設定だけで、も〜激萌えですよ。

「蛇淫の血」で、恋人としても、次期組長とその補佐としても、強い絆で結ばれた2人ですが、今回は組長となる若い凪斗と、凪斗を支える補佐の角能にこれでもか、これでもかと試練が降りかかります・・・。それはもう読んでてほんとにしんどい程に・・・。何度も「ええ?!ここまでやるの?!」って思いました(−−;でも、BLといえど、極道の世界というのはそんな甘いものではないんですよね。

凪斗は組長の妾腹の子で、今までは普通の大学生として生きてきたので、急に次期組長なんて言われても当然困る訳です。そんな凪斗が組を継いでもいいと思ったのは、ひとえに角能が欲しいからで・・・。冒頭から、好きな角能のために、刺青を入れるための激痛にも耐える凪斗が一途で胸にきます。

凪斗はそんな激変してしまった境遇に翻弄される訳で、普段は普通の大学生の円城凪斗、極道の世界に関わる時は肝の据わった岐柳凪斗と、人格が分かれるようになります。極道の世界で岐柳凪斗が重んじられる中、本来の自分・円城凪斗として自分を見てくれる角能と、今まで唯一の肉親だった祖母は、凪斗にとって本当に大切な人なんです。

そんな大切な2人が自分のために危険におかされる・・・。
祖母は凪斗を狙って誤って撃たれ、その後憔悴してしまった凪斗を、角能は必死で救おうとします。また、祖母が自分のせいでそんなことになってしまって、凪斗は角能も危険にさらすから・・・と、角能から離れようとします。そんな凪斗にイラ立ち、凪斗を無理矢理抱く角能。

いつでも薄氷の上に立っているようなそんな凪斗は、大学も辞め、父親である現組長が病気であるため、組長の座につくことになります。だんだん普通の大学生の円城凪斗の人格は押さえ込まれます。円城凪斗が愛しい角能は、それが切なくて岐柳凪斗にその片鱗を探すのですが・・・。

そんな中岐柳組を潰そうという動きで、凪斗は岐柳組を本来継ぐはずだった異母兄・辰久の片腕・数井に拉致されます。そこで、薬漬けにされまともな人格を失った辰久に無理矢理犯され、自分も薬を打たれます。数井には岐柳組に恨みがあって岐柳組を潰すために、組に入り今まで動いてきたのです。
この異母兄弟同士の辰久と凪斗の無理矢理の描写は読んでてしんどかったです(ノ_・。)
それをまた助けに来た角能が見てしまうんですから、角能の気持ちも考えると本当にいたたまれなくて・・・。それでもまだ角能の最後の理性には、頭が上がりませんでしたけど。

その後廃人のようになってしまう凪斗・・・。角能は組長である凪斗の立場を守るために奔走し、傷付いた凪斗を必死で救おうとします。でももうどんな感情も働かない凪斗は、愛していた角能のそんな対応にさえ心を動かされないのです。角能の心情を考えるとほんとにつらくて・・・。
それでもそんな凪斗を愛して、命がけの行動に出る角能・・・。もう、ここら辺の描写が胸にきてたまらなかったです(T0T)
そんな角能に、ようやく地獄の淵から這い上がる凪斗なのですが・・・。

沙野さん曰くサブタイトル「恋する子蛇、脱皮の季節」らしいですが、いや〜ほんとに凄まじい脱皮でしたよ。

お互いがお互いを本当に命がけで思う様が、凄まじい筆致で描かれていました。凪斗が、公私共に生涯の伴侶ともいえる角能という素敵な伴侶に出会えてよかったです〜(ノ_・。)角能すっごくかっこよかった〜!
この1冊に沙野さんの気迫を感じました。
エロも、沙野さんの描写と奈良さんの絵が妖艶ですっごくドキドキでした(*´д`*)
ガッツリ沙野さんの世界観に浸れ読めました!すごくよかったです!
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テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : アニメ・コミック

2008/04/30 03:22 
沙野風結子 | Comment(2) | Trackback(0) | Top ▲

花陰の囚人たち

刑事同士で無理やりのまな板プレイです。でも無理やりからお互い恋愛感情が・・・。

花陰の囚人たち 花陰の囚人たち
沙野 風結子 (2005/12/20)
雄飛

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あらすじ
刑事の斎は目標としている鷹羽から、来日中の上海マフィアの元への潜入捜査を命じられる。通訳として潜り込んだ斎だったが、鷹羽との密会を知られ、監禁されてしまう。しかも、同じく囚われた鷹羽と身体の関係を持つことを強要され、斎は複雑な想いを胸に秘めたまま抱かれるのだが―――。月下美人が咲く夜毎、鷹羽に抱かれる日々を過ごすうち、斎はいつしか花が咲くのを待つ自分に気づき・・・・・・。

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感想
刑事同士。
鷹羽征一×亜南斎26歳。

花シリーズ「花の堕ちる夜」で主役だった零飛(リンフェイ)と蒼(ツァン)が、今回の主役・斎と鷹羽が追う上海マフィアとして登場しています。そちらは未読なのですが・・・。

さすが、沙野さん、H含め濃厚な展開です。
斎にとって鷹羽は刑事として憧れの存在、鷹羽にとっても斎は部下として目に留めていた存在だったのですが、零飛に囚われ自分の前で何度もセックスを強要されるうち、お互いに恋愛感情が芽生えるようにまります・・・。
2人は、零飛の日本での企業との不正取引が終わったら、殺されるかもしれないという緊迫した状況で、結局最後は斎に想いを寄せる零飛の使いでまだ幼いウーの手引きでどうにか逃げおおせることができます。
その後は、初めて強要や人前でなく、2人は抱き合うのですが・・・。
今まで強要されてのまな板プレイで、お互いしょうがない状況でありながらもこの行為にしょうがないだけでは済まされないものもあったのですが、監禁から解放されて2人は心からお互いを欲して抱き合います。監禁され、強要されてのまな板プレイという、尋常ではない状況での恋愛感情の芽生えでしょうか。
2人にとっては事件は大変な出来事でありながら、今までで1番愛しく思っている相手ができたという点では、零飛のやったことはよかった面もあったり・・・?
クールな鷹羽が意外に恋人とベタベタすること、恋人とずっと側にいたいという面もあるというギャップがイイです。

零飛を裏切り斎を助けたウーですが、斎達が逃げおおせた後、銃声が聞こえてきます。斎が一緒に連れて逃げようとしたウー。でもウーは斎の迷惑になるからと斎の元に残ると言います。その手を離した斎は、ウーが自分のせいで殺されたかもしれない、あの手をなぜ離してしまったのかと今後も後悔していくのですが・・・。
ウーは幼いながら斎が好きで、斎もウーをかわいがっていただけにやるせないです。

それにしてもいくら仕事とはいえ、斎の身体目的もあるであろう零飛の元への潜入捜査、またそういった恥ずかしい零飛の自分への仕打ちの鷹羽への報告・・・、斎ここまでやらなければならないなんて大変です(;_\)
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2007/08/04 23:58 
沙野風結子 | Comment(0) | Trackback(0) | Top ▲

融愛〜Melt Down〜

実の兄弟ものが好きです。沙野センセイの実兄弟もの・・・エロとか濃そうですごく楽しみでした!弟×兄ですが、弟のイっちゃってる感と、兄への執着、2人の閉鎖的な空間がツボでした(^^)

本当はアイノベルズから出る予定だったそうで、シャイからこうして出版されて無事読めてよかったです。水名瀬さんのメッセージが胸に沁みます。

融愛
融愛
posted with 簡単リンクくん at 2007. 7. 1
沙野 風結子著 / 水名瀬 雅良イラスト
大洋図書 (2007.7)
通常24時間以内に発送します。
オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る


あらすじ
「あんたを守ってきたのは、俺だ。これからは『男』も俺が与えてやる」嫉妬に狂った弟は、今まで抑えてきた感情を露にした。母に捨てられた兄弟は、不定期に振り込まれる金を頼りに生きてきたが、それは弟・翼久が売春して稼いだ金だった。それを母からだと思い込んで育った兄・海理は堅気の社会人の道を、翼久はホストの道を歩んだ。兄への想いを密かに募らせる翼久は、ある日、海理が男に押し倒されているのを見て逆上する。翼久の怒りは昏く激しい劣情と化して──。

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感想
ホスト・葉越翼久(ヨク)23歳(弟)×リーマン・葉越海理25歳(兄)。

兄弟が幼い頃、父が死に、母親が男の元から帰ってこないという悲惨な生活の中で、お互い兄弟だけが支えで、そんな環境で翼久は幼い頃から海理に兄弟以上の想いを抱いていたのです。
それでも海理には幸せな家庭を築いて欲しいから、海理に彼女ができてもずっと我慢してきた翼久ですが、海理が男の先輩・尚深から言い寄られ押し倒されてるのを見て、とうとう我慢も限界に達します。
翼久は売春で海理の生活も守ってきたことを暴露して、海理はその事実に驚愕します。
海理は強姦されても、翼久への負い目と、弟を失くしたくないこと、そういった気持ちで、翼久に間違ってると諭しながらも、完全に拒否することはできないのです。

「俺は兄貴のために汚れた。だから今度は兄貴が俺のために汚れろ」
うわーーーー!翼久のこのセリフ・・・ドキドキしました!
これじゃ海理は何も言えないよ。

翼久の海理への想いは、幼い頃の悲惨な生活が招いた家族愛の行き過ぎたものと思えなくもないですが、そこに海理を抱きたいと思う気持ちが存在する以上、やはり恋愛なのでしょうか。それが家族愛の行き過ぎたものだろうと、恋愛感情だろうと、翼久にとっては海理が自分のものになればどっちでもいいんでしょうし、実際読んでるとそういうことは2人にとってどうでもいいのかな・・・と思えてきたり。
そして私自身、こういう家族愛なのか恋愛なのか境界が曖昧な恋愛話は好きなんですよね。だから兄弟ものも好きなのかもしれないです。

でも海理はどんなに翼久に抱かれようと、勃たないんです。男の部分で迫ってくる弟に惹かれながらも、やっぱり血の繋がった弟というモラルでイけないんです。絶対に気持ちだけは堕ちることができない。
どうしようもなく、海理は自分に想いを寄せてくれる先輩・尚深に逃げようとするのですが、翼久が尚深と対峙して、やっぱり愛しいのは翼久だけだと思った時、ようやく海理は翼久に心まで堕ちてしまうんですが。
それからの海理は今まで苦悩していたのが嘘のように、弟に溺れていきます。
「翼久、罪は罪だ。裁かれようと、裁かれまいと、なにが罪なのかは自分の心が知ってる」
でも海理が翼久にどんなに堕ちようとも、心の底にはやはり罪を背負って生きていくんでしょうね。

水原センセイの「青水無月」の弟もかなりイっちゃってましたが、翼久も結構イってますね(^^;海理がトイレで用を足すのにアソコを他人に見られると思うと嫌だとか、もう誰にも見せないようにって、アソコにリングピアスするんですよね・・・。痛たたたた・・・な描写、嫉妬深いイっちゃった攻め嫌いじゃないですけどね(むしろ好き)。

終始、兄弟という閉鎖的な空間で進んでいくため、なんとなくダークな感じですが、こういう世界は好きです。
そしてさすが沙野さんです!エロが濃厚です(大好きなお風呂エッチもある〜(^^)
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テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2007/07/01 22:21 
沙野風結子 | Comment(6) | Trackback(2) | Top ▲

蛇淫の血

蛇淫の血 蛇淫の血
沙野 風結子 (2006/06)
プランタン出版

この商品の詳細を見る


初めて知った作家さんですが、奈良千春さんの色っぽい挿絵とストーリーに惹かれて買いました。
なかなかよかったです(*^^*)


あらすじ
「お前は俺に与えられた玩具だ」
凪斗を平穏な大学生活から引きずり出し、監禁した男は言い放った。その男・角能(かどの)は、岐柳(きりゅう)組組長の隠し子である凪斗が跡継ぎ候補になったこと、凪斗のボディガードを自分が務めることを告げてきた。だが、冷めた目、嬲るような扱いは、凪斗を護る者のものとは思えない。そして凪斗は催淫剤のせいで浅ましく角能を求めてしまう。弄ばれるたび、凪斗は屈しまいとしていた心が壊されていくのを感じる。

以下ネタバレ・・・。

>> ReadMore
タイトルや設定はすごく好きなカンジですが、内容はそこまでどろどろした様子を感じさせませんでした。私的にはもっとどろどろしていてもいいのかな〜と思いました。
きっと、結局はあまり切羽詰った感がない凪斗(受)と、悪役に徹しきれない角能(攻)のせいでしょうか。

岐柳組の護衛を務める元警察官の角能は、組長の命令で凪斗を護ると同時に組長候補に仕立て上げることになる。それまで普通の美大生だった凪斗は、角能の元で父親の血を受け継ぎ徐々に蛇の血を目覚めさせてゆく。
角能は凪斗を護ると言いながら、その態度は冷めており、なぜか凪斗を抱いたりもする。でも、角能は凪斗をちゃんと護ってくれていた。凪斗はそんな角能に惹かれていく。
ヤクザの愛人の子であることを忘れるように生きてきて、でももしそのせいで自分の周囲に危害が及ぶことがあっては困る・・・と、周囲と距離を取ってきた凪斗。
そんな凪斗だけど、角能を好きになり、角能のために身体に刺青も入れる。そして結局は次期組長に納まれば、角能をやるという父親の言葉に、組長になることを承諾するのだった。
次期組長の座を巡って争う腹違いの兄に、刺青の入った背中を見せて匕首を突きつけ、父親に「俺に角能さんを下さい」と言う凪斗はかっこかった〜!ちょっと前まで今時の普通の大学生だったのに・・・。
しかも次期組長になる・・・んじゃなくて、プロポーズだよ、ソレ・・・。

角能も一回りも年下の凪斗をガキだと思っていたのに、徐々に凪斗に惹かれていき、つらい過去からもう二度と誰にも属さないと決めたのに、凪斗のものになると決めた角能。
「永遠に、俺はおまえのものだ」
って、プロポーズの返事かい・・・。

これは2人とも次期組長と仕える者の契約のことだけど、2人の気持ちも入ってるんですよね(いやそっちが1番か)。

凪斗がどんどん角能に惹かれていく過程は描かれていますが、角能は最初から凪斗を挑発しているのに、凪斗への気持ちがあまり描かれてなくて残念でした。
2人とも想い合ってるだろうに、身体も重ねているのに、気持ちはすれ違ってもどかしかった(^^;

沙野さんがあとがきでお気に入りの濡れ場は「おんぶプレイ」だと言われてましたが、確かに催淫剤を使われた凪斗が、角能におんぶされ背中で思わずイっちゃうシーンはかわいかったです(笑)。

エッチシーンなど、色っぽいです。凪斗は襦袢や足袋なんか履いてるシーンが何回か出てきて、なんだか萌えました(*^^*)また奈良千春さんのイラストが色っぽくてよいのです!!!これだけでも買いです!
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テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2006/07/09 11:14 
沙野風結子 | Comment(4) | Trackback(2) | Top ▲

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