BL本の日記

大好きなBL本やBLCDの感想をつづってます (最近神谷さんブログ・・・(´▽`;))

すべてはこの夜に

英田さんというだけでなく、評判がよいので読むのがとても楽しみでした!
新刊・・・ですが、デビュー前同人作品のサルベージなんですね。お話の雰囲気とか、文章の感じとかなんとなくそんな感じが伝わってきました。
主役2人の作品2編(1編は書き下ろし)と、リンク作1編です。このリンク作は未発表のままお蔵入りだったとか・・・。うわ〜よかったですよ〜、今回読めて。すごくもったいないとこでしたよ!このリンク作が好きです!
どちらのカプのお話も胸にじんわりきました(;_;)

すべてはこの夜に (CROSS NOVELS)すべてはこの夜に (CROSS NOVELS)
(2007/10)
英田 サキ

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あらすじ
「選ばせてやるよ――このまま撃たれて死ぬか、俺に縋って土下座で許しを乞うか」
平凡な生活から一転。熾烈な借金地獄に堕ちた加持に残された道は『ある男を撃つ事』。
だが、狙いを定めた先に現れたのは、忌まわしい過去の男・湊だった。端整な顔立ちの男は十年の時を経て、冷酷な雰囲気を纏う極道になっていた。そして、捕らわれた加持は凌辱されてしまう。与えられる痛みの中に昔と変わらぬ執着の色を感じた加持は戸惑い……!? 

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感想
「すべてはこの夜に」
大学時代の同級生で元恋人同士。
ヤクザ・湊彰彦×元喫茶店経営・加持智充。

なんだか、昔から素直になれずに行き違ったままの2人が、お互いがお互いに恨みを持ったまま別れ、10年経って再会して、そこでようやく素直になれて結ばれた・・・って感じでしょうか。もう焦れに焦れますよ。素直になってみれば、もうこの10年は何?!って感じ。
でも10年経って再会して2人とも大人になれてるかっていえば、お互いに素直に告白するまでがまたかなりかかりますからね。しかも周囲に押され押されてようやく・・・ですよ。湊の部下達が助けてくれなかったら、果たしてこの2人結ばれたのかどうか(^^;

大学時代、湊は加持を好きなのに、加持は自分に身体しかくれないと思い込んで、「憎しみでもいいから、お前の心に存在していたかった。」と、別れた後わざと加持に憎まれるような言動をするのです。えぇ?!ドMですか?忘れ去られるくらいなら憎まれた方がいいなんて・・・。

しかも加持は、決して湊に身体だけを与えていたわけではなく、ちゃんと湊が好きなんですからね。加持こそ、湊が自分を好きだと言ってくれないから、湊は自分を好きじゃないと思い込んで・・・。そこに、湊はわざわざ加持に憎まれるようなことをするもんだから・・・。

もうすれ違いもいいとこですよ!

まぁ、再会してようやく誤解も解けて甘い2人になれからいいんですが。
でも、そしたらまた英田さんに落とされてしまいます・・・○| ̄|_
最後、えぇ?!ってとこで終わっちゃいます・・・。
これ同人誌で読んだ人はさぞかし悶々とさせられたんじゃないかと・・・。だってあれじゃ絶対・・・。挿絵を最初に見て嫌な予感はしたんですが・・・。
その続きが今回5年経って読める訳ですね。
でもこの最後はほんとに胸が締め付けられました。


「夏の花」
ヤクザ・武井靖之27歳×教師・鈴原亮一32歳。
年下攻めだ。

湊の部下であり右腕の存在・武井の若い頃のお話です。
「すべてはこの夜に」で武井が加持に、自分も昔一度だけ同性を好きになったことがあると話していたそのお話です。

亮一は友人に紹介された女性・麻子と結婚。でも麻子は結婚後しばらくして交通事故で亡くなってしまう。麻子には弟・靖之がいて、靖之は服役中だった。靖之が出所してきた時はもう麻子はいなくて、靖之は麻子のお墓参りに亮一の元へやってくる。
その時思いがけず亮一の右腕にひびが入ってしまい、日常生活がままならない状態に・・・。靖之はそんな亮一の世話をするために、亮一の元にとどまる。
亮一は本来同性愛者で、無口で愛想がないけど、実は優しくて思いやりのある靖之に惹かれていって・・・。でも靖之は実はヤクザで組に戻らなければならないことを知ってしまい・・・。

なんでしょう・・・ハッピーエンドなのに無性に切ないのは・・・。靖之、亮一、麻子の切ない境遇のせいでしょうか。麻子・靖之姉弟の生い立ちは悲惨です。そして、亮一も同性愛者だけど、麻子と精神的には強く結ばれていたのに、すぐに死に別れてしまって・・・。
同性だけど、靖之と亮一は結ばれるべくして結ばれたように感じました。亮一は妻の弟に手を出して・・・と最初こそ途惑うのですが、靖之と結ばれてからどんどん堕ちていきます。
でも靖之はヤクザ・・・一旦は組に戻らなければならず、靖之を待つ亮一。
この2人は永遠に一緒にいるんだろうな〜って思わせる終わりなんですが、なぜか物悲しいのです。それは書き下ろしで明かされるのですが、英田さんはこの構想があったからなんとなく物悲しい終わりだったんでしょうか。


「春宵一刻」
「すべてはこの夜に」のその後です。

「すべては〜」で衝撃の終わりから、冒頭のシーンは「えぇ?!やっぱりそうなの?」って感じでしたが、もうよかったですよ〜、ほんとに(;_;)ハラハラしました。
甘い2人が読めちゃいます♪
湊なんて最初の素直じゃないのが嘘のように、加持にメロメロです(^^)
加持のためにタバコをやめたりとか、加持に喫茶店を買ってあげたりとか、一緒に住むために喫茶店の見えるマンションも買ったりとか(仕事姿を望遠鏡で眺める・・・なんてどんだけストーカー?)。
でも「すべてに〜」で加持を失くす恐ろしさを知った湊なだけに、加持に「――俺より先に死ぬな」と言うシーンは胸にきます。

さてこのお話で、「夏の花」の2人のその後も武井自身から語られます。痛いです。


コミコミさんの小冊子。この手作りコピー感がなんとも(^^;
「春に降る雪」
湊と加持のお話かと思いきや、武井と亮一のお話でした。

ちょっとこれやばいですよ。なんか本編全てが吹っ飛んでしまいましたよ。まぁ、本編あっての番外小冊子ではあるんですが。これ小冊子なんてもったいないです。是非とも本編に入れるべきですよ。
もう涙、涙です(;_;)
読めてよかったけど、ちょっとたまらない・・・。
でもこれは読むべき!


あ〜、甘い2人で終わってたのが、小冊子でなんとも切ない読後感です・・・。
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テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 小説・文学

2007/10/18 02:00 
英田サキ | Comment(6) | Trackback(2) | Top ▲

DEADSHOT

あぁ・・・待ちに待った「DEADLOCK」シリーズ最終巻!発売も待ったけど、最後まで行き着くのも・・・(^^;BL枠を超えたハードボイルド?ハードボイルドの中のBL要素?的な・・・骨太な作品でした。

DEADSHOT―DEADLOCK3 DEADSHOT―DEADLOCK3
英田 サキ (2007/06)
徳間書店

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あらすじ
ディックを復讐の連鎖から解放したい──。宿敵コルブスの逮捕を誓い、捜査を続けるFBI捜査官のユウト。次のテロ現場はどこか、背後に潜むアメリカ政府の巨大な影とは…?ついに決定的証拠を掴んだユウトは、コルブスと対峙する!! ところがそこに現れたディックがコルブスの銃弾に倒れ…!?執念と憎悪と恋情──刑務所から始まった三人のドラマが決着を迎える、衝撃のラストステージ!!

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感想
「DEADLOCK」、「DEADHEAT」に続く最終巻。
あぁ・・・もう何から書いてよいのやら。
でも1番は、やっと2人が穏やかな恋人同士の生活を手に入れることができてよかった・・・でしょうか。
何もかも片付いて、ユウトがディックに抱かれている時「もう自分たちは自由なのだ」と実感して、これからのことや、これからまた別々の道を行くことを恐れないでいいことにユウトは喜びを感じますが、それは私も同じで・・・。シリーズ3冊目の最後にして、2人が抱き合うのにようやく心からほっとしました。それでもまだ何かあるんじゃないかとびくびくするくらいで。お互い好きなのに、自分達の信じる道が違って別々の道を進んで、だけど生死をかけた凄まじい道のりを一緒に経験してきただけに、私も最後は全力疾走で本を読んできてやっと息つけたというか。
カラー口絵の海辺を歩く2人が本当に幸せそうで、じんわりきました。

ユウトは厳しい試練に何度もくじけそうになりながら、時には死をも覚悟することもあって、ディックと違う道で邪魔する道でありながら、それでも自分を信じて進んできてよかったんだな〜と。それは恋愛感情は根底にありながら決してそれだけに左右されない素敵だな〜という男の生き様でもあり、私自身励まされる部分でもあったりでした。
ディックも全て片付いても生きる気力を失くさず、今度はユウトと前を向いて生きていけるようで嬉しかったです。きっとユウトがいなかったら、ディックも生きる気力はなかったかもしれない。

それにしても、最後まで焦れったい2人でした(^^;全て片付いても、両想いでも、お互いが素直にならなければ何も始まらないのに。
「DEADHEAT」でエッチのためにピザを頼む男も、今回ばかりは待ちきれなかったみたいで(^^;
「俺の息子はそんなに待てない」
ぶぶぶっ(笑)!
飼ってる犬にユウトから名前を取って付けてるのに、ユウトの前で恥ずかしくて名前を付けてないと「犬!」と呼んでるディックがかわいい!!!それがバレて照れてる様も!
ディックの本名は本当にユウトだけ(と英田さん)の知るものになったんですね〜。

2人の嬉しい結末もさることながら、コルブスの凄惨な人生にはやっぱり哀れみを感じずにはいられませんでした。自分がおかしいことにも、不幸なことにも気づかずに、人の命を手にかけスリルを求める・・・それは幼い頃からそういう風に洗脳されて育てられたからで、しょうがないというにはあまりにも悲しいです。そんなコルブスでもユウトと同じ刑務所で皆に慕われる「ネイサン」で過ごせたことが穏やかだったと思うことは、きっと彼にも自分では気づいていない部分でそういった普通の日々(刑務所内だけど)を過ごしたかった思いがあったんでしょうか。ユウトを監禁して楽しそうな様子や、ディックが自分に執着を示していることを喜んでいるコルブスが切ない。

それにしても、事件の全貌はアメリカ政府をも巻き込んだ世界で、私はBLを読んでるんだか、ハードボイルドを読んでるんだか分からなくなったくらいです。英田さん、よくムリなく3巻で終わらせられたな〜と関心しきり。ハードボイルド小説で、たまたま男同士で好き合った人達が出てきた感ですよ。BLで多く描写される盛り上がり部分の2人の描写は最後にちょっとだけですが、そこにたどりつくまで事件の解決が主ですが、それだけきちんと書き込んである様に英田さんの小説への思い入れを見た感じです。普通の小説や、映画にできそうなくらいで。

穏やかな最後で嬉しかったですが、もっと幸せな2人が見たいし、これで終わりかと思うと寂しいです。
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テーマ : 自作小説 - ジャンル : 小説・文学

2007/06/28 16:33 
英田サキ | Comment(11) | Trackback(5) | Top ▲

still recall

待ちに待ったエス小冊子が届きました〜!待った甲斐がありました!すごく満足でした!でもこれで「エス」も終わりなんだと思うと切ないです。

NEC_0154.jpg

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感想
英田さんの小説もさることながら、奈良さんの漫画・お風呂エッチにやられました!!!
ベッドでヤった後に、お風呂でも椎葉に迫る宗近。すごい精力です・・・エロく迫って椎葉に拒まれながらも、会えなかった日々の苦悩を吐き出したりして、宗近め相変わらず上手いなコノヤロー的な・・・(^^;
また迎える椎葉がエロいーーーーー!!!「狭いから出ろよ」って言いながら、何ですかその挑発的な態度は!!!逆効果じゃ・・・。
そしてお風呂でまた何度ヤってんですかね、この2人・・・。
あぁ、大好きな「エス」で、奈良さんの漫画で、お風呂エロが読めるなんて〜感涙(;_;)

小説は、「エス 咬痕」番外編と、本編終了後の2人と主要キャラ達のその後なのですが、2人がとても甘くて幸せそうで嬉しかったです。刑事とエスという立場から解き放たれ、やっと安心して2人寄り添って暮らしていくことができる2人にほっとしました。こんなに甘い2人の日常が読める日が来るなんて・・・!

そして気になっていた篠塚や、鹿目のその後も分かって、本編終了後なんとなく消化不良だった分がやっとすっきりした気がします。
椎葉と篠塚のメールのやり取りには笑ってしまいました。なんだかかわいい2人です。そしてそれに妬く宗近がまたかわいい。
篠塚が椎葉を優しく見守るシーンにはじーんときました。

これで終わりなんだな〜って切ないけど、最後幸せで本当によかったです。
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テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2007/05/28 17:43 
英田サキ | Comment(12) | Trackback(4) | Top ▲

夜が蘇る

英田さんの「夜」シリーズ。今更、第一弾から読み始めました。うぅ、英田さんのヤクザ×探偵(元警視)やっぱりおもしろい!!!アダルトカプです!

夜が蘇る 夜が蘇る
英田 サキ (2005/08/10)
プランタン出版

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あらすじ
情人を亡くし、虚ろな日々を過ごす元警視の探偵・秋津は、極道の久我に口説かれる。
「もっと俺を受け入れるんだ。できるだろう?」
組み伏せられた秋津は、自分の身体に潜む雌の部分が、逞しい雄を求めて疼き出すのを感じた。けれども、情人を忘れられない。
そしてなにより、失う悲しみにはもう耐えられない。必死で拒むが、共に事件を追ううちに、傲慢なくせに優しい久我に心かき乱されて・・・・・・。悦楽に溺れる夜が今、蘇る―傷を抱えた男たちの、あやうい恋情。

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感想
ヤクザの若頭・久我32歳×探偵(元警視)・秋津36歳。
一応年下攻め・・・久我、全然年下に見えないが・・・。

英田さんのヤクザ×警察ものといえば、「エス」シリーズも有名ですが、こちらの「夜」シリーズもキャラの職業設定は似ているものの、ストーリーもキャラもまた違っていておもしろかったです(^^)受けは同じように男なのに妙に色気があるが・・・。

やり手だけど好きな人には純情な攻めの久我と、クールかと思いきや夜は色気を振りまく誘い受けの秋津・・・。
久我の好きな人の前での純情に口説く部分はとてもかわいく、秋津は過去も今もヤクザに抱かれているものの、誘い方も存在も男義溢れています!
2人の恋の駆け引きや、セリフの子気味いいやり取りがなかなかにツボで、するする楽しく読めました!
それでいて事件は緊迫感もあってメリハリがあります。

昔、警視でありながらヤクザと恋人同士で、恋人を亡くし警視も辞めざるを得なかった秋津。それから虚ろな日々を過ごす秋津ですが、そんな人生を変えてくれそうな、自分をかき乱す久我が現れる。
その久我も亡くなった秋津の恋人と同じヤクザ。
久我が亡くなった恋人と似たような境遇で、また大事なものを失うことに恐怖を覚える秋津。
そんな秋津を昔の男の思い出ごと受けとめようとする久我。

身体を重ねているものの、まだ恋人同士には至っていない微妙な関係の2人。これから秋津がどんな風に過去の恋人への想いを振り払い、久我に本気で心を預けるようになれるのか楽しみです。

あとがきで、秋津のことを「乙女オヤジ」と書かれていましたが、やっぱ36歳ってオヤジに入るんですかね・・・(−−;30代ってオヤジなの?!特に秋津のキャラはオヤジって感じでもないし・・・。
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2007/05/07 00:08 
英田サキ | Comment(3) | Trackback(0) | Top ▲

DEADHEAT 英田サキ

すっごく続きが気になっていた「DEADLOCK」の続刊!
怒涛の展開と、テンポのいい文章に、惹き込まれるようにして読んでしまいました。

DEADHEAT―DEADLOCK2 DEADHEAT―DEADLOCK2
英田 サキ (2007/02)
徳間書店

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あらすじ
宿敵コルブスを追えば、いつかディックに会える―。密かな希望を胸にFBI捜査官に転身したユウト。彼を縛るのは、愛を交わしながら決別を選んだCIAのエージェント・ディックへの執着だけだった。そんなある日、ユウトはついにコルブスに繋がる企業との接触に成功!!ところがそこで変装し別人になり済ましたディックと再会し!?宿敵する二人が燃え上がる刹那―デッドエンドLOVE第2弾!!

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感想
1巻の「LOCK」がアメリカのムショものなら、2巻「HEAT」はCIAとFBIが出てくるアメリカ政府も絡んだ大犯罪もの・・・。いや1巻もそれへの始まりにすぎなかった訳ですが。
さすが英田さんです。壮大な世界も、その筆致でぐいぐい読ませてくれました。1巻でお互い強く惹かれ合いながらも、お互いの進むべき道を信じて、別れるしかなかった2人。2巻でもその2人はなかなか出会えないのですが、そんな焦れったさも吹き飛ばすくらい、そのストーリーだけで、十分すぎるくらい楽しめました。

しかし、追ってる犯人は同じでも、お互いCIAとFBIで対立する立場。やっと再会できてラブな逢瀬を果たせたのもつかの間・・・またお互いの進むべき道のために別れるはめに・・・。
あ〜、でもそれがいいのよねぇ、それでこそ戦う男だぁ〜・・・と思う私は、ロマンを求めすぎでしょうか・・・。
そんなハードボイルドが好きだから〜。
両想いでありながら、ラブはほんとに少しでしたが、ユウトはディックに会いたい一念で、再会するまでに悩みながら、それまで必死にがんばっていたから、再会できた時は喜びもひとしお!大満足でした!
エロもなかなかに楽しめましたし〜!

しかし、なかなか冷静だなぁ、ディック・・・。ディックもユウトに再会できて嬉しくてユウトを抱くのですが、ディックはすぐにでもイきそうなのに、その最中にルームサービスでピザ頼みます。なぜかって、ユウトのために、付属のオリーブオイルが欲しいから・・・。

「一瓶じゃ足りないかもしれないな」

ぶっ。
なんかエロが英田さんらしいなぁと思ってしまいました(いや、だから英田さんだから)。
よかったねぇ、ディック・・・。念願のきれいなベッドでユウトを抱けて・・・。

お互い、敵対する立場にあって、まだ犯人を追いかけてる最中で、この逢瀬の後またどうなるか分からない2人。
それでもいい、それでもこの瞬間が幸せだと思えるユウトは切なかった。
でも、お互い好きでもその感情に振り回されることなく、お互いが進む道を貫く姿勢は潔くてかっこよくて、その切なさも心地よかったです。
ユウトはディックにまた会いたい一心で、FBIに入ってディックと同じ犯人を追うことになりますが、ディックの所属するCIAとは対立する立場。今回ディックへの想いだけでなく、自分がディックと同じ犯人を追うことに対して向き合い、好きだからこそディックより先に犯人を捕まえることを誓う。
1巻の最後に引き続き、本当に男前な受け・ユウトに惚れ惚れ(*^^*)
ディックも敵の立場でありながらそんなユウトに声援を送る。そんなユウトだから惹かれるんでしょう。
3巻で完結ということで、3巻では2人の対決的なものも描かれると思うのですが、2人のラブがどういう形で決着をつけるのかか楽しみでようがないです!!!

さて脇役も魅力的なこの作品。
今回初登場の、ユウトを助ける陽気なゲイの大学教授・ロブがなかなかいい味を出していました!
ロブはユウトに惚れてしまい、ディックのことを好きなユウトに、それは異常な状況でお互いを好きと勘違いしてしまう「つり橋理論」から来るものだ・・・と諭します。その言葉に不安になったユウトは、それを確かめてみるために、迫るロブに流されキスしてしまうんですが(策略に乗ってんなよ〜)、ロブ×ユウトもありかな〜って思えたくらい気になるキャラです。
まぁ、モテる受けが好きなんですがね。こういう当て馬キャラは好みです!
ユウトはもちろんディックに再会して、心からディックが好きだと確認するんですが。

あぁ、この興奮のまま早く3巻に突入したい!!!

しかし、やはり今回も高階佑さんのイラストにはうっとりです。ユウトはもちろんブラウンで髪が短くなったディックもかっこいいよ。
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2007/02/28 22:43 
英田サキ | Comment(12) | Trackback(6) | Top ▲

エス 残光  英田サキ

エス 残光 エス 残光
英田 サキ (2006/10/27)
大洋図書

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待ちに待った「エス」最新刊、そして完結編。今日はいつもより早めに仕事から帰り、本屋へ直行、そしてあれよあれよの展開にあっという間に読了。
bpにすごい勢いで上がってますね〜!やっぱり大人気だ〜!皆、待ってたんですよね!
奈良さんの表紙にうっとり・・・。
監禁され自殺しようとする椎葉を、助ける宗近(意識の中の)のシーンでしょうか。

あらすじ
警視庁組織犯罪対策課第五課の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、拳銃押収のスペシャリスト。
その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点が置かれている。
ある日、大物ヤクザであり椎葉のエスでもある宗近が何者かの銃によって倒れた。
宗近を守るため、ある決意のもと宗近から離れた椎葉は、五堂によって深い闇を知る。
複雑に絡み合う過去と因縁。錯綜する憎しみと愛。
奪われた者は何で憎しみを忘れ、奪った者は何で赦しを得るのか。
この闘いに意味はあるのか?
闇の中でもがき続けた男たちの鎮魂曲!

以下ネタバレ。

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感想
私、ネタバレOK派なんですが、この「エス」完結編も全て丸く収まり、ハッピーエンドって知っていたので、何があっても安心して読めてしまった分、1〜3巻までを読んで感じたドキドキ感、切迫感、焦燥感があまりなくて、もっとドキドキしたかったかなぁ。
やっぱネタバレするんじゃなかったかなぁ(−−;
これからはもっと考えないと(^^;
でも2人の行く末が気になってしょうがなかったんだよ〜〜〜(><)

怒涛の展開に、1〜3巻までの伏線や、2人がお互いをどう想い覚悟していたかを思いだしながら必死でした。
ちょっと詰め込みすぎた感?
でもしっかりちゃんと終わってるから、満足感はあるんだけど。
もっとじっくり読みたかった部分もあり。
五堂のあの闇の部分とか。椎葉と五堂のやりとりももっと深く長くてもよかったような(そしたら終わらないか)。
あと椎葉と宗近の関係ももっと掘り下げて欲しかったかなぁ(だから終わらないって)。
お互いを大事に思うがゆえ、あんなに「刑事とエス」にジレンマを感じて悩んでいた2人だから。読んでる方も胸が締め付けられるくらいに。

椎葉は宗近を愛していると自覚して、3巻までは刑事とエスの関係を取るか、刑事を辞めて宗近を取るか、悩みに悩んで、結局「刑事とエス」という関係はやめることができないと言った。でも、今回宗近を命をかけて守る、宗近を取るって決めて、あっさり刑事を辞めるって口にした。でも、宗近に辞めないで欲しいって言われてあっさりその通りにした。
あと、姉を殺した、そして宗近を殺そうとした五堂を殺すために、辞職願を出した。
あんなに苦しんだのに、こんなにあっさりなのは、宗近が五堂の差し金で殺されそうになって大事さが分かったから?
でも、宗近を裏切らない・・・と言いながら、五堂を殺しに行こうとする。いくら復讐とはいえ、椎葉がやろうとしていることは殺人。しかも拳銃押収の刑事が密売された拳銃で五堂を殺そうとする。
結局は思いとどまったけど。
その行為は宗近や姉のためとはいえ、宗近への裏切りだよ。それに2度も五堂にだまされたのに、また五堂に着いていくなんて。
そこまで切羽詰まっていたのもよく分かるけど・・・。椎葉もどうしたらいいか分からず、揺れてもいたし。

それにしても、今まで言えなかった分、椎葉は情熱的な告白でしたね。

「―誓う。何万回でも誓う。お前を愛してる。お前だけを・・・・・・」



あ〜、ハッピーエンドになって欲しかったんだけど、自分的にもっとじっくり味わいたかったからでしょうか。急いで上手くまとまりすぎた感が・・・。でも、どこかが上手くいかないままなら、それはそれですっきりしないんでしょうが。う〜ん、このジレンマ・・・。
英田さんもあとがきで書かれていましたが、エンドレスで終わるか、すっきり終わるか・・・どっちかなら、やっぱり後者がよかったけど。

っていうか、やっぱり終わって欲しくないんだよ〜。もっと椎葉と宗近のラブが見たいよ〜(><)
今回も椎葉は、普段のクールさからは考えられないくらい、宗近を誘ってましたね〜!あのギャップが好きです。宗近の傷が・・・とか心配しながら、自分が1番宗近の傷をひどくしてるんじゃん(笑)!!!宗近も毎回エロくてステキ。焦らしプレイ・・・ひ〜(*^^*)
自分のどこを好きか宗近にたずねる照れる椎葉もかわいかった!

あ〜、終わりなのかぁ・・・。すごく寂しい・・・。奈良千春さんの椎葉と宗近はもう見れないのかぁ。あとは小冊子でラブな2人が見れるのを待つばかりかぁ・・・。
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2006/10/31 01:05 
英田サキ | Comment(4) | Trackback(1) | Top ▲

DEADLOCK 英田サキ

DEADLOCK DEADLOCK
英田 サキ (2006/09/27)
徳間書店

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評判がいい英田さんのこの作品!今更ですが、やっと読めました!
ちょっとやばいですよ〜〜〜〜!すごくよかったんですけど〜〜〜〜?
ストーリーもさることながら、挿絵もやばいくらいキレイです!!!
あらすじ
同僚殺しの冤罪で、刑務所に収監された麻薬捜査官のユウト。監獄から出る手段はただひとつ、潜伏中のテロリストの正体を暴くこと―!!密命を帯びたユウトだが、端整な美貌と長身の持ち主でギャングも一目置く同僚のディックは、クールな態度を崩さない。しかも「おまえは自分の容姿を自覚しろ」突然キスされて・・・?!囚人たちの欲望が渦巻くデッドエンドLOVE!!

以下ネタバレ。

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感想
ディック・29歳×日系アメリカ人のユウト・28歳。

英田さんは、刑務所ものが好きなだけあって、すごく本格的です。しかもアメリカの刑務所ものをここまで書けるなんて・・・。私はアメリカの刑務所のこととか全く分かりませんが、本当にこんな世界なんて恐ろしい((((゜д゜;)))))日本と違って、更正というより一般社会からの隔離って感じで、刑務所内では殺人やレイプは当たり前の戦場のような世界。

ユウトは冤罪で15年の刑を受けますが、FBIから密命を受け、それができれば釈放してくれるという。結局は、そのためにユウトは冤罪を被ったようなものでしたが。
刑務所ではレイプされ、ひどい世界を経験したけど、大切な相手・ディックに巡り会えた。
ユウトはゲイではないし、むさくるしい男社会の刑務所でも男とヤるなんてまっぴらだったが、同室のクールなディックが自分にだけ時々見せる優しさに惹かれていく。その過程がとても自然!そしてディックも、もともとゲイで芯の強いユウトに惹かれていく。

でもディックは、CIAから任命されて、ユウトと同じ任命を請け負っていた。

目的は同じでも、ライバル同士のFBIとCIA。

結局、2人も別れざるを得なくなりますが、だからこそ最後にディックに抱いて欲しいと願うユウト。両想いだけど、過酷な任務ゆえに別れなければならない、そしてこの先二度と会えるか分からない2人。
そんな中で初めて抱き合う2人は切ないです。
でもそんな中でも悲しいだけじゃないのは、それを分かっていて関係を持ちたいと願う強いユウトだからでしょうか。なんか絶対別れなきゃならないし、今後会えることすら叶わないのに、希望すら見えるから・・・。

ユウトもディックから得た情報を元に、冤罪が晴れ釈放される。そして彼もFBIとして、今後もディックと同じ任務を請け負うことを決意する。
ディックと同じ目的で動けば、きっとディックに会えると信じて。

今後に続くらしいです!すっごい楽しみ(^^)

英田さんの作品は「エス」シリーズしか読んだことありませんが、「エス」と同じく、熱い男達の戦いが描かれています!私、もともとハードボイルドなんかの熱い男達が大好きなので、BL抜きでもこの男達の熱さだけでイけちゃいますよ!!!もう、ホントに恋愛以上に、自分の戦いに命かける男達がステキです(*^^*)
ユウトは冤罪で刑務所に入れられ、レイプされ、極限状態に置かれても、絶対に自分に負けまいと運命に立ち向かっていく。
そしてディックも、自分の信念を貫くために、愛しているユウトとも別れる道を選ぶ。
ありえないくらいかっこいいです(><)
でもさすがのユウトもレイプの恐怖は耐えられず、ディックに弱さをさらす。それは決して悪いことではないと思うし、ディックがいてくれて本当によかった。じゃなきゃ、ユウトここまで強くいられなかったと思う。

自分を信じる気持ちが未来を作る
願う気持ちが運命を切り開いていくのだ



過酷な状況の中でも、自分を見失わずに戦ってきたユウトは本当に運命を切り開いてきたのだから、これからも絶対に望む未来を作っていくはず。
この先のユウトの戦いが楽しみです!BL抜きでも!
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2006/10/07 01:13 
英田サキ | Comment(10) | Trackback(3) | Top ▲

エス―裂罅―

エス 裂罅(れっか) エス 裂罅(れっか)
英田 サキ (2006/02/25)
大洋図書

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エスシリーズ3巻です。
いや〜〜〜。ホントすごいなって思いました。すごいおもしろいです!BL抜きで楽しめるシリーズです。ホントに・・・。特に3巻は「えぇ?!ココで続くか?!」みたいな。秋まで待てませんわ(T_T)ルルル・・・
大体、ハードボイルドってジャンルが、男達の熱い戦いってカンジですから、それにBLが加わると、もうど真ん中ですよ。

あらすじ
警視庁組織犯罪対策第5課の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、拳銃押収のスペシャリスト。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点が置かれている。
大物ヤクザでありながら椎葉のエスである宗近。宗近に特別な感情を持っていることを意識しつつも、刑事というポジションを選んだ椎葉。
互いを思いながらも、二人はエスと刑事という関係を守ることを誓っていた。
そんなある日、椎葉の前に現れた謎の青年クロによって、全てが狂い始める!

以下ネタバレ。



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感想
自分の姉を殺したかもしれない、五堂組の組長であり、宗近の昔の仕事仲間でもある五堂の元に拉致された椎葉。五堂は椎葉に手を出さないという約束で、自分の前で宗近に椎葉を抱けと命令する。宗近はその要求を呑み、五堂の前で宗近に抱かれる椎葉。椎葉はその屈辱に耐えられない。宗近はどうして五堂の要求を呑むのか、そんなに五堂は恐ろしい男なのか、椎葉は分からない。
う〜ん、でも私はこのシーン。かなりドキドキしてしまいました(*´д`*)ごめん、椎葉。英田さんがあとがきで、「最初は五堂の命令で鹿目に椎葉をXXさせるつもりだった」と書いてらっしゃいましたが、それはそれで読んでみたかったかも。ごめん、椎葉。

椎葉の義兄篠崎の「蝶がどうの」という発言も意味深でドキドキしてしまいました。もしや椎葉のことを???

今回、特に切なかったです。なんでこう2人って想いあってるのに、その前に刑事とエスなんだろう。そこがハードボイルド入ってるからかなぁ。
「咬痕」でも刑事とエスという関係を誓った椎葉と宗近だけど、それでも今回宗近は自分といたら椎葉を傷つけると思って、やっぱり椎葉にエスを降りることを伝える。でも今度は椎葉が絶対失いたくないと涙ながらに伝える。そんな埠頭での2人が切なかった。やってることは青姦なんだが・・・(--;(そこはばんざい!)

結局、五堂は裏切って、宗近を狙撃し、そして椎葉を刑事から追放しようとたくらむ。椎葉はそれに立ち向かうべく、入院している宗近の元をもう最後かもしれないと訪れ、戦うことを決意する。宗近もそんな椎葉の態度に気づくけど・・・。

っていうとこで終わっちゃうんだ・・・(--;
なんかこの流れだと、五堂に2人が勝つか、2人が引き裂かれるか、そして2人が勝ったとしてホントのハッピーエンドが訪れるのか、もういろいろ想像して怖くなります。
あぁ、発売日が怖いよ〜(;;)読むまで眠れないし、発売日なんてそわそわして仕事も手につかないよ、きっと。
いい形で終わって欲しいよ〜。
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テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2006/06/26 23:55 
英田サキ | Comment(0) | Trackback(0) | Top ▲

エス 咬痕

エス 咬痕 エス 咬痕
英田 サキ (2005/05/28)
大洋図書

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「エス」シリーズ2作目です!これはまたかなりツボでした!

あらすじ
警視庁組織犯罪対策第五課の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得るスペシャリスト。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点が置かれている。大物ヤクザである宗近をエスとし、自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、ある日上司から命令が下った。それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった。刑事とエス。それは運命を共有する関係でありながら、決して相容れない存在でもある。(あらすじより)

以下ネタバレです。




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感想
1作目「エス」で宗近という一筋縄ではいかない男を、自分の身体を餌にエスにした椎葉。でも気持ちはより一層宗近に惹きこまれていってます。それは宗近も同じ。
でも今回、援護することになった同僚の刑事永倉を間のあたりにして、椎葉は宗近をエスとして運命を共有していくことに激しい不安を覚えてしまう。
永倉は過去のエスの女性、そして現在の「エス」真生(男性)を愛してしまったがゆえに犯罪を犯し、おまけに命を落してしまうのだ。
自分と宗近の関係に悩み、宗近を避ける椎葉。
そんな椎葉を宗近は陵辱する。でもその陵辱は椎葉の苦悩を知って、椎葉が自分から離れられる口実を作るための行動だった。宗近も椎葉を追い詰めることを分かっているから。
でも宗近が、実はかなりの危険を冒して椎葉へ情報を提供していたという真摯な想いに気づいた椎葉はこれからも宗近のパートナーでいることを誓う。全身全霊をかけて・・・。

う〜ん・・・この宗近が椎葉を陵辱するシーンが大好きでした(腐ってんな・・・)。愛はありますから!椎葉もなんだか素直で従順で(宗近が怖いから)かわいいとすら思っちゃって・・・。宗近は宗近で「お前、本領発揮だろ・・・」ってくらいかっこいいし?
宗近は椎葉が自分から離れる口実になれば・・・と悩む椎葉のための行動ですが、私は「実はやってみたかったんじゃ?」ってくらいに宗近からは、サドっ気ぷんぷんでした。
その後、また椎葉が宗近の気持ちを知って宗近のもとに行って、甘々なのがなんだか恥ずかしかった・・・。ひゃ〜!!!

椎葉も宗近も十分お互い愛し合ってるはずなのに、あくまで刑事とエスの関係で椎葉が身体を差し出すのは仕事のためってのが、どこまでもこの2人はストイックなんだな〜と思わされます。やってることは決してストイックではないのに・・・。
椎葉も刑事を捨ててしまったら、宗近と心から愛しあえるのに、やっぱり仕事を選んでしまう。そこが男心なんだろうな。
私的には刑事とエスという立場であっても愛し合うことは可能だとは思うんだけど、やっぱり刑事とエスってそう簡単にもいかない関係なんだろうな。
そこが両思いの2人なのに、なんだか切ない。

今回同僚の永倉もなんだか浮かばれなくて切ないです。仕事のためにこんなことになってしまうなんて。

愛することで自分も相手も破滅する。そうと分かっていても止められない・・・そんな恋愛を宗近も過去にしたという・・・。今後、明らかになっていくんだろうな。
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テーマ : BL小説 - ジャンル : 小説・文学

2006/06/25 03:19 
英田サキ | Comment(0) | Trackback(0) | Top ▲

エス

エス エス
英田 サキ (2005/02/10)
大洋図書

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結構話題になってたので、前から読んでみたかったシリーズ。再版もされてやっと読むことができました!英田サキ先生は初めて読みます。

しかしホントに噂通り、すごくおもしろかった!っていうか、かなりツボだった!

あらすじ
刑事である椎葉昌紀は、拳銃の密売情報を得る拳銃押収のスペシャリスト。その捜査方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点が置かれている。今までパートナーを組んでいたエスが死に、上司が次のエスにしろと命令してきたのは、エスにするには手強い男、松倉組の若頭補佐の宗近奎吾だった。最初はお互い気に入らない相手だったが、どうしても情報が欲しい椎葉は宗近に近づく。宗近も椎葉の身体と引き換えに情報を与えるようになる。そしてだんだん2人は・・・。

以下ネタバレです。



>> ReadMore
感想
私、前からハードボイルド・・・中でも警察小説が大好きで、大沢在昌の「新宿鮫」シリーズとか、高村薫とか大好きでした。
警察小説でBLなんて、もうツボもツボ、ど真ん中ですよ!!!なんで早く読まなかったんだろう(><)と大後悔しきり(;;)

しかも、なんだかめちゃくちゃ男らしい攻めと強気な美人受けじゃぁありませんか!!!もう大好物ですよ(´д`;ハアハア・・・

宗近は、高校時代の後輩であり、同じ組の人間である安東が椎葉のエスで、しかも安東が椎葉が好きなのに椎葉はそれを利用してるふしがあって、それが気に入らない。で、最初は椎葉をおちょくってやろうと近づいたけど、いつのまにか魅かれていく。椎葉も最初は宗近が無性に気に入らないけど、やっぱりいつの間に魅かれていく。でもお互い刑事とヤクザでもあり、椎葉は宗近をエスにしなければならなかったり、なんだか微妙な距離が続き悶々とさせられて!

「もう、お互い好きなんだろう!早くやっちゃえよ!」みたいな!!!(ヲイ!)もうじりじりじり・・・ですよ!

国際問題にまで発展する大物の拳銃密売を追いかけていた椎葉は無茶をして、変態中国人に薬を盛られ、興奮剤を使われ、そこを宗近に救われる。でも興奮剤のせいと、宗近を自分のものにしたい(エスとしてだけでなく?)と気づいた椎葉はその夜初めて宗近に抱かれる。宗近も椎葉の告白に、椎葉のエスになることを誓ったんだけど。絶対エスとして落とせないであろう手強い宗近が、椎葉のために落ちるんだけど、そこがまたツボ!椎葉もプライド高くて孤独に生きてきて、男に身体を売るなんて!ってカンジだったのに、宗近には落ちる。それもツボ!

でもずっと強がってた椎葉が興奮剤のせいとはいえ、メロメロに宗近にせまるあたりは、なんだか「そんな言葉、興奮剤のせいだよね?」って言いたい。だってせまる言葉とか、求める言葉がなんかあまりにも女々しいというか(ーー;だって直前まで嫌がってたのにさ。
宗近の言葉攻めもすごかったけど、英田先生ってこういう言葉が好きなんだろうか???

お互い、セックスはあくまで情報の対価と考えてる2人だけど、椎葉の「お前はもう俺のものだ。俺だけの、大事なエス―。」とか、最後の番外編「beast's pride」の最後の宗近の「―捕まえるつもりが、完全に捕まえられたな」とか、もう十分ラブラブなんですけど?

脇キャラもステキで、宗近に仕えている鹿目とか、椎葉の義兄の篠塚とかもクールでかっこいい(><)

あと、BLとはいえストーリーも警察のことも細かく書かれていて、キャラも魅力的だし、コレBL抜きでも十分読み応えがありました。

さて、続きはもう買ってあって、すでに拾い読みとかやっちゃってんですが、かなりおもしろそうなんで、早く読みきっちゃいたいです!
あ〜〜〜ん!続き買っててよかったぁ♡

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2006/06/13 22:54 
英田サキ | Comment(0) | Trackback(0) | Top ▲

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