BL本の日記

大好きなBL本やBLCDの感想をつづってます (最近神谷さんブログ・・・(´▽`;))

愛すること(「美しいこと」番外編小冊子) 木原音瀬

木原先生の作品の中でも群を抜いて大好きな「美しいこと 上下巻」の全サ番外編小冊子が届きました。
読み進めているうちにじわじわ涙が出てきて、そして最後は松岡の寛末へのお願いに、そのセリフが読めない程涙が出てきて、しばらく涙が止まらなかったです(;_;)
本編の「美しいこと」もそうだったんですが、幸せすぎて怖かったりとか、恋人のちょっとした言動に振り回されたりとか、人が恋愛をする上での心の動きやら、心の奥底の想い何もかもを抉られている気がして、もうどうしようもなく気持ちが分かって切なくて切なくてたまらないんです。
キャラに感情移入しなくても、自然な人間の心の動きをそのまま書いてらっしゃるから、どうしても自分だったらって普通に思ってしまって、キャラと一緒に嬉しかったり苦しかったりして・・・。
そこが木原先生の凄いところなのですが・・・。本当に凄い作家さんです。
そして「美しいこと」では2人の結末が消化不良だったけれど、この「愛すること」でとても救われました。
それにしても番外小冊子も最後の最後までハラハラさせられましたよ(^^;

泣いた本編感想はこちら。
「美しいこと 上巻」
「美しいこと 下巻」

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「美しいこと」本編で紆余曲折の末(ほんとにねぇ)両思いになった2人。
寛末は結局実家に戻ったままなので、しばらく2人の遠距離恋愛は続きます。でも寛末は毎週末新幹線で松岡の家に泊まりに来てくれて、すっごくエロくて甘い時を過ごしてくれるんです。そんなラブラブな生活が幸せすぎて怖い松岡。恋愛で幸せすぎて逆に怖いのは分かりますが、これがまた木原先生だから余計に怖い。後から絶対何かあるんじゃないかって(^^;「COLD」シリーズとかもうほんとトラウマですから!(でも1番好きな作品)
でも、いくら寛末が自分に優しくしてくれても、愛してくれても、それでもいつか急にあきられたり捨てられるんじゃないかと不安で寛末に対して慎重に行動する松岡。
寛末は同じ男性だから、そこはやっぱり女性と付き合うのと違って、仕事へのプライドとか同じ男として凄く気を使うわけです。これは松岡に限らず、やはり男性同士で付き合うってこういうことだろうなって、すごく現実感を伴って伝わってきます。
でもそんな神経を使ってもそれでも寛末を手離したくない松岡に、本当に寛末が好きなんだな〜って愛しかったです。もう本当に松岡には幸せになってもらいたい(;_;)そして、寛末にもこれだけ松岡が自分を好きだってことを分かってほしい。でも、寛末も鈍感に見えて、ちゃんとそんな松岡の気持ちに気づいているんですけどね。それは最後に分かるんですけど。

そんな幸せな生活が続く松岡なんですが、幸せすぎて怖いのと同時に、もっともっと寛末を求めてしまうんです。できれば寛末がこっちに出てきてくれて一緒に暮らしたい。すると、いい具合に松岡の大学の先輩が自分の弁護士事務所で働いてくれる人を探していたんです。以前、その先輩にちらっと話したことのある寛末はどうかとたずねられる松岡。でも以前も寛末に仕事のことで口出して怒られたことのある松岡は、寛末になかなかそれを言い出せないんです。でもそのことが頭にある松岡は、たまたま寛末についこっちに出てこないか口にしてしまうんです。それから寛末がまたぎこちなくなるんです。しかも会えないとか言ってまた嘘をつかれてしまって・・・。
そこで以前の二の舞だとものすごく不安になってしまう松岡の気持ち・・・もう本当に分かりすぎて、またもやこちらまでしんどかったです。もうそんな松岡の不安な気持ちにじわじわ涙が出てきてしまって・・・。

でも今度は寛末が離れていくとかじゃなくて、寛末はこっちに出てくる準備をこっそりしていたんですけどね。松岡を驚かせるためにね。も〜、寛末ったら・・・(^^;でも松岡はできれば一緒に暮らしたいのに、寛末は松岡の近くに家を借りるんです。半同棲生活に突入する2人。ならば、いっそ一緒に暮らしたいのにやっぱり言い出せない松岡。また、職探しをがんばる寛末に、結局は先輩の仕事の件も言い出せないまま・・・。
寛末がこっちに出てきてくれて、半同棲生活に突入しても、やっぱり松岡は寛末に嫌われないように神経を使っているんです。こんなに愛されているのに。
もう本当にそんな松岡が切ないけど、その気持ちもすごくよく分かるんです。寛末との今までが今までだっただけに、そして松岡が本当に寛末が好きなだけに。

で、結局先輩が寛末を上手く自分の事務所に雇えるように飲み会をセッティングしてくれるんですが、仕事の紹介を前提にした飲み会に気づき、寛末は怒るんです。でもそれは松岡にじゃなくて、そうやって松岡に気を使わせて付き合うことに不安を与えてしまっている自分に・・・。
もう、ここで寛末の松岡への愛情にも涙ですよ。
「気に入らないことがあったら言って。嫌なことがあったら言って。直すように努力するし、自分が納得できなかったらちゃんと言う。意見が違えたぐらいで怒ったり嫌ったりしないから。それに松岡さんは僕にもっと我が儘を言っていい」
ここで涙ぶわっ・・・(;_;)
そして1番の願いを口にする松岡。
「ここで、俺と一緒に住んで・・・・・・お願い」
そしてここではもう涙で文字が読めない・・・(;ω;)

ここで2人が本当に心から対等な恋愛関係になれた気がしました。
これが読みたかったんです・・・この心から寛末に我が儘を言える松岡を読みたかったんです・・・。このたった数行の愛しくてならないセリフが読みたかったんです(;_;)
よかった、こんな2人が読めて本当によかったです・・・。
もうここで涙が溢れてしばらく先が読めませんでした。
本当に松岡には幸せになってもらいたかったから・・・。
そして本編であんなに救いのないように見えた松岡と寛末の未来が、こんなにこんなに素敵な幸せが待っていたなんて・・・。

木原先生、蒼竜社さん、2人の幸せな結末を読ませていただいて本当にありがとうございました。
木原先生の描くカップルの同棲生活は私大好きなんですよね〜。もうそんな2人を読めた私こそが幸せでした。

やっぱり木原先生は私にとって神です(><)
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2008/08/11 00:41 
木原音瀬 | Comment(10) | Trackback(1) | Top ▲

夢のコラボ!!!

最近また忙しくて死んでます○| ̄|_どえらい仕事が回ってきた(><)ちょ、お盆休みて取れるのか???(゜∀゜;
だけど、今日テンション上がりました〜!ありがとうございます!

愛する2人&制作会社の夢のコラボがキタ\(^0^)/

アティスで制作の木原先生の「こどもの瞳」に神谷さんが!!!なんだ、この大好きづくめなトリプル!!!

こどもの瞳 (幻冬舎ルチル文庫)こどもの瞳 (幻冬舎ルチル文庫)
(2005/09/15)
木原 音瀬

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キャスト
柏原岬:神谷浩史 柏原仁:成田剣 柏原城太郎:吉野裕行 松井:近藤隆

あれ?読んだのに感想書いてない(゜∀゜;木原先生なのに・・・。ブログ始める前だったのかしら?
どっちかっていうと最初は超クールなのに、幼児返りしてしまう仁が神谷さんかと思ったのですが、考えたら仁は攻めだものね〜(^^;ナリケンさんが幼児返りしちゃうんですね〜?!ひえ〜!!!ドキドキ
岬って神谷さんにしては珍しい役かもしれない。
ああああ・・・・これけっこうきわどいセリフ多いですよねぇ〜(゜∀゜;ていうか、はるひ先生なみなそのまんまなセリフで、神谷さんがナリケンさんに1人Hの仕方をっ・・・・・・・・・・・・(゜∀゜;(゜∀゜;(゜∀゜;ドヒャー

あの・・・収録いつですか?木原先生と神谷さんが収録現場に一緒に来るんでしょ・・・・・・・アワワワワワ(妄想で逝・・・)○| ̄|_
収録是非呼んでください。アティスさん、ただ働きでいい・・・雇ってください・・・いやむしろお金払います(土下座)○| ̄|_

最近、忙しくてパソコンを開く時間も短くて、情報ありがたいです(><)
メールくれたお友達ありがとうございました!
拍手もありがとうございます!

>web拍手レス 本日16:13の方
情報ありがとうございます(*´▽`*)ナリケンさんは大人の姿のまま幼児化するので、声はナリケンさんなんでしょうね〜!ナリケンさんがそこをどんな風に演じられるかが気になります!
拍手ありがとうございました!

で、予約いつからですか(必死)!!!(まだ発売日も決まってないですから!)

2008/08/07 20:48 
木原音瀬 | Comment(8) | Top ▲

薔薇色の人生

木原先生の「薔薇色の人生」ノベルス化をずっとずっと切望していました(;_;)ようやくようやく念願叶った。
雑誌でロンちゃん視点の「年上の恋人」を読んですごく萌えてしまって、本編のモモ視点の「薔薇色の人生」の過去の掲載誌を若干高値で買う程に・・・、そして今日もノベルスが近所の本屋に置いてなくて、もう動けないと思った身体を引きずって車で遠出して探しに行く程に・・・、ほんとにこのお話が大大大好きなんです(号泣)!!!
モモとロンちゃんが愛しくて愛しくてたまらない・・・(泣)。

薔薇色の人生 (B-BOY NOVELS)薔薇色の人生 (B-BOY NOVELS)
(2008/07/18)
木原 音瀬

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あらすじ
愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田。生きていても仕方がないと自棄になりかけた時、偶然通りかかった警官に制止される。生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが、彼はすべてをなげうち、百田を救ってくれた―――。彼のために生きることを誓う百田だったが…。
ひたむきな恋がすべてを変えていく。大人気のモモ×ロンちゃんシリーズ!書き下ろしショートつき。

雑誌掲載時の感想はこちら↓。
「薔薇色の人生」(モモ視点)
「年上の恋人」(ロンちゃん視点)
以下ノベルス化にあたっての書き下ろしの「後輩の恋人」の感想です(今回書き下ろしの感想だけなんて、手抜きですいません)。

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感想
「後輩の恋人」
デリヘルのマネージャー・百田保男(モモ)36歳×刑事・浜渦論(ロンちゃん)30歳。

書き下ろしはロンちゃんの先輩刑事・甚呉視点のお話です。
え〜?!モモとロンちゃんのその後のラブじゃないの〜?かとちょっぴり残念に思いきや、とんでもない!甚呉視点のモモのかわいいこと!かわいいこと!モモ激萌えでした!!!
モモは不細工でダメダメオヤジ・・・でも優しい、という設定ですが(ヤマシタさんのモモはかっこいいけどね)、そんな不細工ダメダメオヤジでも木原先生の手にかかると、も〜〜〜〜〜〜めちゃめちゃ愛しくてかわいいんですよ(*´▽`*)

甚呉は、後輩・ロンちゃんとモモの関係を知っていて、刑事は前科者、しかも男と付き合うなんてとんでもない話なのに、難儀だな〜と思いながら暖かくでもないけど見守っているんです。
甚呉は、ロンはなんでわざわざそんな面倒な恋愛を・・・とか思ってたのに、モモと一緒にいると、そんなロンちゃんの気持ちが分からないでもなくなってくるんです・・・。実際甚呉視点で描かれる、ロンちゃんを一途に思うモモがかわいくてかわいくてたまらないんです!!!
木原先生のマジックはここですよね!どんなダメダメな人でも、どんなオヤジでも、とにかく愛しくてたまらなくなってくる(゜∀゜)

も〜〜〜〜〜、ほんとにモモがかわいい、放っておけない、愛しい・・・(*´▽`*)モモは人間として本当にとても魅力的だと思うのです。素敵だな、こんな人。
自分が勤めるデリヘルに刃物を持って脅しに来た男に刺されようが、モモはその犯人のことを思いやるんですよ。

モモは今まで甚呉が自分達の関係を知っていると知らないで、甚呉に恋人の話とかしてたんですが、今回自分とロンちゃんが恋人同士だと知っていることに気づきます。
それを知って、モモはロンちゃんのためにも、甚呉にこのことは誰にも言わないでくれと口止めして、そしてロンちゃんはほんとに甚呉が好きだから・・・と言ってあげるんです。もう、そんなモモがいじらしい(;_;)とにかくロンちゃんが1番で・・・。

さて、でも甚呉が自分達のことを知っていると分かったモモは、その後甚呉に「男で前科者の自分はロンちゃんにふさわしくない」と泣き付きます。全くそうだと思う甚呉ですが、自分に泣き付くモモを見ているうちにかわいそうになってきて、しまいにはモモを励ますほどに・・・(^^;

そんな甚呉とモモは朝まで飲み明かし、甚呉はモモのうちに泊まるのですが、そこにお休みのロンちゃんが遊びに来て・・・。

ロンちゃんがモモのうちに来た時、なんと2人はお互いパンツ一枚で1つ布団の中だったのです。
これが普通の男同士なら何の問題もないのに、モモはホモでしかもロンちゃんの恋人・・・甚呉は言えば言う程あやしい立場に追い込まれます(爆笑)(^^;
その後の3人のやり取りはもう笑うしかない!

もっともっとモモとロンちゃんが読みたい・・・。
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2008/07/17 23:01 
木原音瀬 | Comment(8) | Trackback(2) | Top ▲

美しいこと 下巻

11月に泣かされた上巻の焦らしから待ちに待った下巻です。
そしてまた泣いてしまった・・・。
恋愛の境目って何なんでしょう。特に同性同士って・・・。今回読んでて分かったような、そういう瞬間って言葉では言い表せないような。そんな複雑な感情まで木原さんは上手くお書きになられるんですね。上下巻びっしりそんな濃い恋愛過程をしんどくも楽しまさせていただきました。
寛末は松岡が男だから根本的なものがダメだと言った。でもそれを飛び越えられたのは何だったんですか。結局、それは同性だからダメとかそんなことじゃないんですよね。異性だって飛び越えられない感情だってあるんだから。
そんなこといろいろ考えさせられて、松岡と一緒にしんどかったです。
そして、無神経な寛末にかなりイライラさせられました(`д´;)でもそんな不器用さも愛しかったり(^^;
この2人の恋愛へ至る過程が本当に素敵でした。ここまで複雑な感情を丁寧に書ききるのはさすがです。

美しいこと(下) (Holly NOVELS)美しいこと(下) (Holly NOVELS)
(2008/01/29)
木原 音瀬

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あらすじ
松岡が気になる感情が、友情なのか恋なのかを知りたい。そう感じた寛末は松岡と頻繁に会うようになる。寛末にとって、明るくて楽しい松岡と過ごす時間はとても居心地がよかったが、その一方で、仕事ができて社交的、女性にもモテる松岡が、どうしてこんな自分を好きなのかと、卑屈にも感じていて…。そんな折、社内で大きな人事異動があり…。
恋に落ちた二人の切ないラブストーリー。

上巻の感想はこちら。

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感想
同じ会社の総務から左遷されて研究所の職員に・・・の寛末基文×デキる営業の松岡洋介。

上巻で「絶対寛末は松岡を好きにはなれないんじゃないか」ってくらい絶望的な続き方だったんですが、今回の下巻の本編では、結局寛末は松岡が気になり出し、それがどんな感情か確かめたいって希望が見えるところで終わっています。あぁ・・・ちゃんとしたハッピーエンドじゃないけど、この2人は今後上手くいくのかな〜って終わりなんですが、そしてあんなにしんどそうだった松岡も嬉しそうだったんですが、続編の書き下ろし「愛しいこと」・・・そっからがホントにしんどいんですよ・・・○| ̄|_

寛末の松岡へのこの気持ちが何なのか確かめたいと、寛末と松岡は頻回に会うようになるんですが、寛末は松岡と一緒にいて心地いいのに、松岡と恋人としての行為みたいなのは生理的に受け付けないんです。松岡が寛末にキスしようとして、髭がダメ・・・なんですから。もちろん性的な感情や、恋愛感情のトキメキすらなく・・・。結局、自分の松岡へのこの好意は何だったんだ?やっぱり友情なのか?っていう。
そんな中、タイミング悪く寛末はリストラを言い渡され、松岡は男としてかっこよくてモテて仕事もデキて、若いのに課長に昇進する・・・そんな松岡に寛末は劣等感すら覚える訳です。もうこの気持ちが恋なのか何なのか?って状況じゃないんです。寛末は松岡が同じ男だから癪に障るし、プライドだって傷付くんです。
なんで、こんなイイ男が、女性にもモテるのに、こんな自分を好きなのか?
寛末はどんどん卑屈になっていくんです。
当然、2人の仲もギクシャクしていくのです。
もう・・・そんな寛末に読んでてイライラするんですが、やっぱり松岡は同じ男だから、いくら自分を好きだと言ってくれたって、そんな気持ちになるのは当然といえば当然なんですよね。そこがやっぱり男女の恋愛にはない感情じゃないでしょうか。
そんな寛末がだんだん、松岡に対する態度が義務的になっていってるのが悲しい。松岡は寛末が自分の誕生日を祝ってくれるのをすごく喜ぶのに、寛末は自分も祝ってもらった後味の悪さが1番に立ってる訳だし。
もう、読んでてイライラするし、すごくつらい。
相手にこれだけ期待持たせて、相手に対しての感情は実は罪悪感や義務だったりする・・・痛いですよ。読んでてしんどいです。

そんな寛末を温泉旅行に誘う松岡。同性同士で温泉に入るのに、ものすごく気を遣う松岡が切ない・・・(ノ_・。)2人の微妙な距離感が読んでてなんだかな〜って・・・。

そして、結局寛末は松岡を恋愛対象には見れないと・・・根本的なもの・・・性別が引っかかって・・・。そんなこと言われても松岡はどうしようもできないですよ。こんなひどい言葉って・・・。でもそれが普通だし、それで寛末を責めることはできないんですけどね。ただ松岡に期待を持たせていたのはどうかな〜と思うけど、それもやっぱり寛末は寛末なりに松岡とのことを考えていたわけだから・・・。
もう、この辺、同性だからとかそういう問題でもない気もしてきて・・・。人の気持ち程上手くいかないものはないなぁってリアルに考えさせられました。
寛末は友達に・・・って言うんですが、松岡は無理だと言います。当然ですよね。松岡が言う通り、友達に戻って、寛末がまた恋人を作ったり、この先結婚したり・・・好きな人のそんな姿を身近で見て耐えられる訳ない。近くにいる限り、恋愛感情を忘れるのは厳しいですよ。

そして2人は別れて、寛末は田舎に戻るんですが、寛末は松岡がまた気になり出すんです。この展開、えええーーーーー?!って感じですよ。離れてようやく分かる訳?!しかも本人はその気持ちが何なのかまだよく分からないという、もう私のイライラもMAX!!!そんな調子のいいことが許されますか!!!でも離れて分かることもあるのも分かります。もう木原さんのそんな微妙な匙加減の書き方が上手いこと上手いこと!!!すっかり読んでる私まで気持ちが振り回されてますよ(^^;

ここでまた立場が逆転。今度は寛末が松岡を追う番に。
松岡もまたそんな寛末に再会して、今度は松岡がつっぱねる姿にちょっとすっきりしましたが、松岡も結局寛末を好きだから完全にはつっぱねられない訳です。も〜〜〜〜この2人ーーーーーー!!!
でも何だかすごくリアルで分かる、分かるんですよ〜。そんなの同性同士だろうが異性だろうが一緒ですよ。
そして、また寛末は松岡を好きになれるかもしれないって言うんですが、えええええ!?またかよーーーー(゜∀゜;
そこで松岡もつっぱねればいいのに、やっぱり好きだから3ヶ月の猶予をやるって、何ソレーーーーー!!!もう2人とも大概にして下さい・・・・・・・って言いたいけど・・・、やっぱり分かるんですよ、そんな2人も気持ちが・・・(もう私も一体・・・)。っていうか、そんな風に書かれる木原さんの筆致がすごい・・・。
そして3ヶ月の猶予どころか、松岡のふとした仕草で寛末はその日に完全に、今度は恋愛感情として松岡に堕ちる訳です。
恋愛ってそんなものだよね・・・結局は同性同士とかそういうのは建前でしかないんですよね。恋に堕ちてしまえば・・・。

そしたら、もうあれだけ障害になってた同性同士っていうのが、嘘のように寛末は松岡を抱いて興奮するんです。すごいよ、恋って・・・。その境目って何なの?!
上巻で1回目のセックスの時、松岡は寛末にひどく抱かれたので、最初怖がるんですが、そんな松岡に寛末は「大事にするから」ってとこで涙。
そしてセックスした次の朝、優しくされるのが怖いという松岡に「優しくされるのが怖いなんて、二度と言わせないようにするから」という寛末に泣く松岡に涙。
寛末に全力で恋する松岡がものすごく愛しかったです(ノ_・。)
もうこの下巻の最後は、上巻からは考えられないくらい甘々ですよ・・・。

その後の木原さんの脳内妄想の2人の同棲生活?は全サの小冊子で読めるらしいです。うわーーーーどんだけ甘いんだろう。

なんだかいっきに読んで興奮のままにレビュー書いちゃってますが、同性同士の恋愛を突き詰めて書かれる木原さんのお話、今回もすごくよかったです(;_;)
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2008/02/01 00:15 
木原音瀬 | Comment(14) | Trackback(2) | Top ▲

美しいこと 上巻

木原さんの新刊!日高ショーコさんの表紙がめちゃ美しい(*´▽`*)
ちょっと〜、いつにもましてすごくよかったんですけど〜・・・。でも「そんな焦らしプレイな・・・」なとこで終わってる・・・(−−;
なぜか人が人を想う様に、途中で何度も泣けてきました・・・(;_;)あぁ・・・やっぱり木原さんがすごくすごく好きだと思う作品です。

美しいこと(上) (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)美しいこと(上) (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)
(2007/11/21)
木原 音瀬

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あらすじ
松岡洋介は週に一度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男、寛末だった。女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。松岡は、女としてもう会わないと決心するが…。

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感想
同じ会社の総務・寛末基文×営業・松岡洋介。

松岡は以前の彼女が部屋に残した洋服を自分も着れるんじゃないか?ってふとした思いから、着てみたら案外似合っていて、それで外に出たら男達に声をかけられて、そんな男達をあざ笑って女装を楽しんでいたんです。それが裏目に出てある日散々な目に合ったところを、寛末に救われ、そこから女性と偽ったままの松岡と、松岡を女性と信じた寛末の付き合いが始まる訳ですが・・・。
女装した松岡は名前を聞かれ母の旧姓「江藤葉子」と名乗り、声を出すと男とバレるのでしゃべれない、と筆談でコミュニケーションをとります。

松岡は、自分を好きだという寛末の真剣で真摯な態度に惹かれていき、二度と寛末には女装で会わないと決めるのに、寛末の自分への好意が心地よくて、結局ズルズルとメールのやり取りをしたり、結局はその後も女装して会ったりします。
でもいつバレるか分からない、所詮自分は男である事実。寛末には「他に好きな人がいる」と言って一旦は振るものの、友達でもいいという寛末にその後もつい思わせぶりな態度を取ってしまったりするのです。

この松岡が、自分のことを女性だと思って真剣に告白してきて、誠実に向き合ってくれている寛末に惹かれていくのは当然の流れだ・・・と思います。それぐらい普段不器用で冴えない寛末が、好きな人に対して純粋で真剣なんです。寛末が女装した松岡を一途に想う様は本当に健気で純粋なんです。
葉子が綺麗だと、好きでたまらないと、正直に真剣に言葉にしてくる・・・。
最初、電話番号を聞いてくるだけで、ものすごく真っ赤になって震えている・・・。
こんな人、むちゃくちゃかわいいじゃないですか(^^)
葉子が好きな人がいるから・・・といえば潔く身を引くし(引きずってはいますが)、葉子が思わせぶりな態度を取れば、好きな人がいても友達から・・・自分にチャンスが少しでもあるなら側にいたい・・・と一度振られても、振り回されても健気に言ってくる。
葉子が本当は男だから身体の関係を持つのを嫌がれば絶対に手を出さない、例え一晩一緒に過ごしても・・・。
とにかく寛末は葉子を気遣い、気持ちを思いやり、健気に純粋に接してくるのです。

そんな寛末にとうとう堕ちてしまう松岡。
結局本当のことを言えないまま、寛末に「私も、あなたが好きです」と返してしまいます。

この後の木原さんの一文が怖い・・・。
「この時点で、松岡は恋愛に関して自分が弱者になってしまったということに気づかなかった」

そう、木原さんの追う者と追われる者が逆になってしまう怖いいつものパターンですよ(゜д゜;


寛末に堕ちた松岡は、いつまでもこのままじゃいられないと思いながらもう少しだけ・・・と葉子のまま会い続けるのですが、結局は本当のことを言わないといけないはめになります。
でも寛末は「葉子が子供でもおばあちゃんでも好きだ」「中身が好きだ」という。そんな寛末なら、自分が男だと知っても大丈夫じゃないかと信じて、松岡は本当のことを言う訳です。
でもそれは、寛末が葉子がそんなはずはないからと思い込んでたから言えた訳でもあったんじゃないでしょうか。
葉子が実は男だと知って、いくら葉子がどんな姿でもいい、中身が好きだから・・・ってそうそうすぐに受け入れられる訳がないじゃないですか。
綺麗な女性が実は女装した男性だった・・・そこから恋が・・・なんて軽くない訳ですよ。
もちろん寛末は男だと知った松岡を頑なに拒否します。
でも松岡は葉子の中身に惚れてくれてたのなら、もう一度今度は男の自分としてやり直せないかと、好きになってくれないかと、その後も寛末にメールしたり、食事に誘ったりするんです。
でも寛末はそれがものすごく苦痛なんですよ。
これってめちゃくちゃキツイですよ。好きな人に自分と一緒にいるのが苦痛だなんて言われたら、死にたくなりますよ・・・(;_;)
松岡はどうしようもなく、じゃあ男の自分とヤってみたらいいんじゃないかって、寛末を挑発したら「葉子」と強引に思い込んで滅茶苦茶にヤられてしまいます・・・。好きな相手にそんなことされたらたまらないですよ。でもそれでも松岡は寛末が好きなんです。どうしようもないんです。でも自分は男。いくら自分が葉子になったって、どうしようもないんですよ。もう、読んでて切なすぎてたまらなかったです(;_;)

でもこれで寛末がどれだけ自分を嫌がっているか分かって、松岡は忘れる決心をするんですが。でも運命とは残酷なもので、今度は松岡と仲のいい同僚の女性が寛末と付き合っていることが判明するんです。しかも友人も誘って松岡と寛末はダブルデートとかさせられるんです。自分の好きな人を忘れたいのに、本人が恋人と仲良く目の前にいる・・・こんな拷問があるでしょうか。
その後も強引にダブルデートに誘われて、松岡は同僚の女性にも気を使ってしょうがなく一緒に行ったりするんですが、その寛末の恋人に醜く嫉妬したりする自分がすごく嫌になるんです。
そりゃそうですよね。それが普通ですよ。でもそんな醜い自分を自覚せざるを得ないのも嫌ですよね。もう読んでて苦しかったです。

でも寛末の今の恋人に対しての態度は、葉子への情熱的な恋の時とは全然違うんですけどね。今の恋人に対してはそっけないくらいで・・・。


木原さんが、恋愛に対してこれでもか?!ってくらいに、人のエゴやら醜い感情やら、人の心の底で流れていく自然な感情を、見事に抉り出して鮮やかに描いてくれています。
この筆致は本当にすごいです。
もうこんなところが大好きです、木原さん!

で、そういったモヤモヤした気持ちのまま上巻が終わってしまいます・・・(−−;あああああ・・・・。
この2人・・・結ばれるんですか???
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2007/11/26 21:44 
木原音瀬 | Comment(2) | Trackback(1) | Top ▲

Oyaji renaissance2 「ラブ&キャッチ2」

J庭での木原さんの合同誌が届きました!木原さんのハゲパンものです(^^;しかし、ほんと笑ったよ。ちょ・・・コレBLですか?こんなんアリですか?
いいんです、木原さんならおデブちゃんだろうが、不細工だろうが、ハゲパンおやじだろうが・・・。アリなんです!

20071020225920.jpg


収録内容
「ラブ&キャッチ2」 木原音瀬
「黒い悪魔は天使のごとく2」 名倉和希
「夜には月を見上げて2」 杉原理生

木原さんだけレビューしてます。

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感想
ちなみに「Oyaji renaissance ラブ&キャッチ」の感想はこちら。
↑読み返してみると、なんだか感想らしい感想はないですが(^^;

ハゲでパンチカツラの48歳の社長・堀内。
23歳の入社2年目社員・渋谷。

さて、今回は・・・。
結局、社長に本当のことを言えずに、社長の中ではすっかり恋人になってる渋谷。社長からは毎日のように食事に誘われたり、メールを送られたりする。あまり食事を断り続けるのもかわいそうで、とうとう不本意ながらデート(笑)に付き合うことにした渋谷。渋谷は当然気が重い。ある意味、拷問・・・。
そしてデート当日、社長は具合が悪くて行けなくなってしまう。社長の具合が悪そうな断りの電話に、心配して社長の家に駆けつける渋谷。そこには両足を攣って動けない社長が・・・。そんな社長を放っておけない渋谷は社長の世話を妬き、社長の家の汚さに我慢ならず大掃除までしてしまう。
その後も、もともと大家族で面倒見のいい渋谷は、風邪をひいた社長を放っておけなくて、成り行きでせっせと看病をすることに。
社長はそんな渋谷とすっかりラブラブ恋人同士の気分で・・・。でも当然渋谷には全くその気はなくて・・・。

もう、今回も声出して笑いました(^^;
自分より一回りも上で、気が弱くて、ハゲでパンチカツラの社長に、自分を好きだと勘違いされている渋谷。
早く誤解を解けばいいのに、社長は落ち込んだら仕事が手につかなくなる超ヘタレ。そんな社長を思いやって渋谷は本当のことを言えないのだが。おまけに、渋谷が社長にやってることは、社長をますます勘違いさせることばかり・・・。
そんな渋谷の行動に頬を赤らめるパンチカツラの社長・・・、そんな社長に青ざめる渋谷。もう笑うしかないですよ。

風に煽られるパンチカツラを押さえてあげる渋谷に、キスされると勘違いして慌てふためく社長・・・(ええ?)。
風邪で汗をかいた社長のパンチカツラを外し、チョロ毛の残る寂しい頭を拭いてあげる渋谷(なんか哀愁漂う・・・)。
渋谷の優しさに、チョロ毛の後頭部を震わせて泣く社長(切ない・・・)。
もう、なんか笑うしかない・・・。
でも、なぜ?なんだかこのパンチカツラを外すとチョロ毛のオヤジが妙にかわいいんですよ!すごい、木原マジック☆

さて、社長に結局本当のことを言えずにずるずるこの関係を続けている渋谷。とうとう、オヤジに押し倒されキスされてしまいます。あああああぁぁぁ・・・・・・・・。絵的に、妄想が追いつかない(というか、あまり想像したくない)。
「痛くしないよう、努力するよ」
もう大爆笑!!!
ハゲパンオヤジが攻めなのか(そこ?)!!!
あぁ・・・どうなっちゃうの、渋谷のバックがやばい・・・(゜д゜;

やっぱり、あとがきでウキウキな木原さんが素敵すぎです・・・。
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テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : 小説・文学

2007/10/20 23:40 
木原音瀬 | Comment(2) | Trackback(0) | Top ▲

吸血鬼と愉快な仲間たち2 〜Love Birth〜

待ちに待った木原センセイの「吸血鬼」の続編ですよ〜!!!
もう、アル、アル、アルーッ!!!超かわいいよ(*´▽`*)
もういい・・・BLじゃなくていい!絡まなくていい!アルがかわいすぎるから、もうそれでいい!いや、そりゃ、アルが大好きな暁とあんなこと、こんなことやっちゃってくれたらなお嬉しいけど(結局見たいんじゃないか!)。
まだまだ続きますね〜!いいよ〜!ラブまで焦らしてもいいから、かわいいアルたくさん読みたい!

吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.2 (Holly NOVELS)吸血鬼と愉快な仲間たち Vol.2 (Holly NOVELS)
(2007/10/11)
木原 音瀬

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あらすじ
日本に来て半年が過ぎ、アルとやっと周囲の人や生活に慣れてきた。 春からは施設に新しいエンバーマー、室井が加わり暁の職場も賑やかだ。 が、暁は明るく陽気で率直な室井と反りが合わない様子…。 そんなある日、アルにモデル&ドラマ出演の依頼が!人間だった頃からスターに憧れていたアルは大喜び。しかし暁は大激怒。簡単にはお許しが出そうになくて…!? 
吸血鬼シリーズ第2弾!

「吸血鬼〜」1巻の感想はこちら。

>> ReadMore
感想
アメリカから冷凍コウモリになって日本にやってきた中途半端なかわいいヘタレ吸血鬼・アル。
アルを住まわせてあげているツンツンツン(デレなし!)なエンバーマー(遺体を修復する職業)・暁(アキラ)。

この2人のおかしな物語です。BLになるんでしょうけどね〜、いつくっつくのやら。今回、アルは暁への恋を自覚していますが、暁の方は全く望みなさげなんですが・・・。
暁はゲイがどうのとかじゃなく、生身の人間が苦手ときましたからね。アルのかわいさで堕とせるのか不安になってきましたよ。アルの健気な様、そんなアルに激怒する暁も超楽しいですけどね!


さて、日本の生活にもだいぶ慣れてきたアル。
アルは中途半端な吸血鬼なので、昼間はコウモリ、夜に人間に戻れます。自分でコントロールはできないのです。食事は血。
暁の協力の元、暁の職場で人間になれる夜にアルバイトをしながら、ご遺体の血をもらい平穏に暮らしています。
でも相変わらず、暁はそっけない様子。アルにも周囲の人にも。そんな暁に、アルはハラハラしてアドバイスなんかするんですが、それがまた暁の怒りを買うようで(笑)。
でも、喧嘩して外に出たアルを迎えに来たり、仕事が遅くなったアルを心配して電話したり、なんだかんだで実はアルに優しい暁なんですけどね!素直じゃないんだ!

さて、今回はアルに、モデルの話とか、俳優の話が舞い込んできて、それから事件が起こったり、またアルが死ぬような怪我を負ったり・・・おもしろい展開になっています(アルはすごいかわいそうだけど)。
そして、暁にエンバーミングの指導を受ける室井が暁に果敢に言い寄ってきたり。そんな室井に焦るアル・・・。


全編を通して、とにかくアルがかわいくて一生懸命で切なくて、も〜〜〜〜抱きしめてあげたいっ!!!
暁に「おこづかいは いっかげつ ごせんえんでいい」っていじらしかったり、どうしても欲しいと買ってもらったTシャツに「美少女」ってプリントしてあって、そんなTシャツを嬉しそうに着ていたり、暁に毎晩おやすみのキスをしたり、暁に嫌がられながらまずい食事を健気に作っていたり・・・あぁとてもかわいいかわいい(*´∀`*)

そしてコウモリのアルもまたむちゃくちゃかわいい!!!人間の話に「ギャッ!ギャッ!」ってうなずいたり反論したり、コウモリとはぶらさがるものなのに、好きな人の肩にのっかったり、ソファにはいつくばっていたり、口絵カラーの暁に机の引き出しに閉じ込められるアルは本当にかわいくてたまらない!!!あぁ・・・・・・私が飼いたいよ、アルーーーーーッ(*´д`*)ハアハアハアハア・・・・・・・

暁にも笑わせていただきました!夜になってコウモリから人間になった裸のアルと職場の更衣室で喧嘩して、それを職場の同僚に誤解されて、職場でヤっちゃった後にアソコを怪我したと勘違いされて肛門科に運ばれて二度目の触診を受けてしまったり・・・(気の毒すぎる・・・)、アルとのやり取りはもう漫才ですか、コノヤロー的な・・・!!!ちょ・・・木原さん、おかしすぎる!!!

でも切ないシーンもあって、思わず泣けてきちゃいました。
アルが何日も血が口にできなくて空腹の時に、知り合いが転落死して思わずその血をすすりそうになってしまって、そんな自分に愕然としたり。そんなアルを慰める暁に、アルは暁とずっと一緒にいたいけど、自分は中途半端とはいえ吸血鬼だから、生きる時間の長さが違う暁と今後どうなってしまうのか不安になったり。知り合いが殺されて寂しいアルが暁に一緒に寝て欲しいとお願いしたり。
切ないそんなシーンに、このお話の今後の展開がきっとおもしろいだけじゃないのかもな〜と考えると苦しくなったりもして・・・。
恋愛も恋人もいらないという暁にアルは思います。

自分は死なない。中途半端な吸血鬼だけど、怪我をしても治るし、歳も取らない。だけど暁は人間だ。一年一年歳を取っていって、いつか死んでしまう。吸血鬼じゃないから、人間だから。暁が死んだらまた一人になる。ひとりぼっちで取り残される・・・・・・。
「ぼくは どれだけいきるかな」
「ふつうに いきて ふつうに しにたかったな」
「きゅうけつきじゃ なくても あきらには あいたいな」


暁と一緒に普通に歳を取りたかった・・・というアルがひどく切ない・・・(;_\)


さて、アルは攻めか受けか・・・。
それは今回も分かりません(^^;そこまでもいかなかったから・・・。暁を堕とすのはなかなか難しそうです!でも絶対堕ちそうだけどね!あのアルのかわいさと健気さなら!!!アルならできる!!!
しかし、最後のアルの告白はもうすごい爆笑!!!声出して笑っちゃいましたよ!!!
「ぼく まじめにはなしてる セックスもちゃんとする こいびとになる」(アル、一方的すぎ・・・)
「ぼく どっちでもいいよ」
「いれるほうでも いれられるほうでもいいよ どっちでもできるとおもう」(おいおいおいおい突っ走りすぎ・・・)
「セックスのとき・・・」
ってかアル、どっちでもいいのかよっ!!!(ってかそこなの?私ぃ)
もうアルは真剣に告白してるから、もうおかしくておかしくて!!!中途半端な吸血鬼という特殊な設定の前に、アル自身の性格が何だかおかしいよ!
当然、暁は怒り狂う訳ですが。

あぁこのおかしい!!!この2人どうなっちゃうの?!

とにかくアルがかわいくて、お話がおもしろくて、もうBLじゃなくても全然OKなお話でした!!!木原さん大好き☆
また早くかわいいアルに会いたい!!!
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2007/10/13 23:50 
木原音瀬 | Comment(10) | Trackback(2) | Top ▲

無罪世界 

大好き木原さんの新刊です!書き下ろしで、新装版以外では久々リブレから。しかも分厚い!
ジャングルで育った一般常識も言葉も通じない従姉妹の面倒を、突然みることになったゲイでいい加減な悪徳業者のお話というなかなかにトンデモ設定でしたが、やっぱりところどころできゅ〜ん(*´▽`*)とさせられておもしろかったです(^^)一気読みでした。

31949186.jpg

無罪世界 (B-BOY NOVELS)無罪世界 (B-BOY NOVELS)
(2007/09)
木原 音瀬

商品詳細を見る


あらすじ
詐欺まがいの仕事、賭けごとで借金まみれの人生。そんな山村に顔も覚えていない親戚の遺産の話が転がり込んできた。浮かれた山村だったが、その遺産には厳しい条件がついていた。幼い頃さらわれて以来、ジャングルで育った従兄弟・宏国の世話をするというものだ。 
自分の『むら』しか知らず、日本語も解さない宏国と暮らさざるを得なくなり、いざとなったら放り出す気で引き受けた山村だったが…。
 

>> ReadMore
感想
悪徳訪問販売業者・山村仁史28歳×ジャングルで育った従姉妹・榊宏国22歳。

借金まみれの山村の人生に突如転がり込んできた遺産の話。
でもそんなおいしい話がそうそう転がっているはずもなく、叔父の遺産を半分もらえる代わりについた条件・・・。
それが、20年間もジャングルの原始インディオに育てられた動物のような従姉妹・宏国の世話をすること。
山村は最初だけ上手い具合に宏国の面倒を見て、後は遺産を持ち逃げしようとしたいたのですが、遺産は月々の振込みという細かい方法・・・。ならばと、時期を見て遺産を前借りしてトンズラするつもりでいたのですが・・・。
大変な宏国の面倒を見るうちに、山村は宏国を好きになっていって・・・。

お話、笑いました(^^)でも、最初は「D'ont Worry Mama」のようなギャグっぽいお話かと思ったのですが、山村と宏国のやり取りにきゅ〜んとさせられたりして・・・。(まぁ「D'ont〜」もそうなのですが)ギャグのようなお話でも、胸にくるのはさすが木原さんといいますか!

山村はゲイなので、宏国がジャングルで育てられた動物のようなとんでもない行動をする男と知りながらも、整った顔で身体つきも悪くない宏国と一緒に住んでたらやはり欲情するんです。しかも、宏国は家では裸で過ごしたり、山村の前で抜いたりするもんだから・・・(^^;
でも、宏国は怒ると暴れだして凶暴なので、山村はなかなか手は出せないんです。でもある日、2人がベッドで一緒に寝た時、宏国が山村にスマタをしてきたものだから、そこから山村は宏国に対しての行為がとうとうエスカレート・・・。最後までヤっちゃいます。でも山村も抵抗はせず気持ちよさそうで・・・。それから、ヤっちゃうようになる2人・・・。

でも、原始インディオに育てられた宏国に「愛する」という情緒的な感情はないんですね。人とセックスをするのは、それは本当に即物的な行為で・・・。
最初は身体だけの関係で満足していた山村も、それでは満足できなくなっていくんです。
自分とセックスはするくせに、自分に「愛」という感情を持っているのか分からない。それどころか、宏国は山村を置いてジャングルに帰りたいと切望している。
そんな宏国に、山村はイライラするんです。
宏国にとって山村の存在はどうなのか・・・それは私達にも分からないんです。でもある事件で命がけで自分を守ってくれた宏国に、山村は自分のことを好きなんじゃないかと確信します。

最初は遺産だけもらって逃げる予定だった山村がそうやって宏国の全てを好きになっていって、最後は遺産もいらないから宏国と一緒にいたいというまでになる様が鮮やかできゅ〜んとしました(*´▽`*)
でも、宏国を巻き込んだある事件をきっかけに、宏国の弁護士に山村の素性が知られ、宏国を見る資格がない、宏国に近づくなと言われます。なので、山村は宏国の面倒を見るのにふさわしい男になるべく奮闘するんですが。そんな最初とは全然違う、宏国を好きになることで変わっていった山村の姿にじ〜んとしました(;_;)

木原さんのBLでは、これって恋愛なのか、家族愛なのか・・・って思うことが多いですが、そういうの全て含めて宏国は山村を好きになっているんじゃないかな〜と思います。そんな愛を分けるような感情も宏国にはないでしょうし。最後、ジャングルに戻るんじゃなく、山村と一緒にいる・・・それが宏国にとって、山村への想いの答えなんでしょうね〜。
私は、こういう相手を育てる系の恋愛が大好きなので、この設定は萌えました(*´д`*)
エンタテイメント性を持たせつつ、この切なさの匙加減はやはりさすがですね〜、木原さん。
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テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : アニメ・コミック

2007/09/17 22:45 
木原音瀬 | Comment(2) | Trackback(1) | Top ▲

COMPLETE C

木原さんの夏コミ新刊です。
商業番外の総集編です。
「プレイス」、「COLD」シリーズ、「B.L.T」の番外が収録されています。

NEC_0193.jpg

以下、ネタバレ。

>> ReadMore
感想
「Another slow」
アイノベルス「プレイス」の番外編。
同じ会社の営業の先輩(天使と人間のハーフ)・横山×後輩・加賀。


本編も焦れましたが、この同人誌番外も焦れました。同人誌で描かれる商業番外って、結構本編より激しかったり、甘々だったりするのですが、そこはやはり木原さんだなぁと思ったり・・・(^^)


両想いになった2人だけど、加賀がなかなかそういった行為に踏み切れなくて(あれ?本編で一応やってたよね?物忘れが・・・)、そんな加賀を横山は優しく受け止めるのですが・・・。加賀は加賀で横山にあきられるんじゃないかと焦るんです。加賀は男同士のセックスについて知るために、ゲイのDVD借りてきたり必死で・・・かわいいですけどね(^^)
そんなイライラもあって、加賀は横山に冷たくしたりして、そんな加賀が横山は分からなくなったり。最後まで焦れ焦れです。
結局、できちゃう2人ですが、朝チュン・・・○| ̄|_いや木原さんだし、いいですけどね。


そして、横山の昇進を機に一緒に暮らし始める2人。
最後は甘々です(*´▽`*)


「COLD・・・」
ビブロス
「COLD SLEEP」
、「COLD LIGHT」、「COLD FEVER」の番外編。
以前の同人誌「COLD・・・」の感想はこちら。
カメラマン・透×サラリーマン・藤島。(年下攻めもの)
リーマン・黒川×カメラマン・谷口。


COLDシリーズは、木原さんに出会った作品でもあり、1番好きな作品でもあるので、思い入れもハンパないんですよね。なので今回も同人誌読み直して、別に内容的には痛くもないのに、本編思い出してすごい切なかったです。特に透と藤島の和少ないシーンは・・・。


これは、「COLD」シリーズに収録されている「同窓会」シリーズの黒川×谷口のお話が中心に描かれていて、それに透が絡んでくるという感じです。
カメラマン・谷口が、パーティ会場で透に会って、谷口に憧れていたという透と意気投合するという。
谷口を一途に慕う黒川がすごい女々しいのがちょっとイラっとしますが(笑)、谷口一筋な黒川は微笑ましかったりもするんですけどね(^^;


透が谷口に恋人のことを聞かれて、藤島のことを「体の一部みたいなもんだし」って言うとことか、最後の透と藤島のベッドでの短いやり取りを、ほんとに舐めるように何度も読みましたね。


COLDシリーズはほんとに新装版として出して欲しいと強く願ってやまない作品です。すっごい痛いですけどね・・・、切なくて甘くて大好きなんです。


「DESSERT BOX」
ビブロス「B.L.T」の番外編。
書店店長・大宮×大学生・北澤。


すっごい甘々ですね〜(*´▽`*)木原さんは痛い時は痛いけど、甘い時はとことん甘いので大好きです!!!
短編3つ収録。


Story one
千博とようやく別れられた大宮は、やっと念願の一人暮らしへ。そこでこれからは思い切りイチャイチャできる大宮と北澤。早速新居でラブラブです。


Story two
北澤の大学でのお話。友人に恋人とのセックスのことを尋ねられた北澤。北澤の相手は10歳以上年上の同性の大宮。友人にセックスの上手い年上の女性が恋人だと勘違いされた北澤は、セックスについて尋ねられしどろもどろ。コンドームもつけたことのない北澤は話についていけず、大宮とのHでつけてみるのですが・・・。そのHの描写がエロい・・・(*´д`*)


Story final
大宮の元カレ・千博と、千博の今カレ(?)・高野のお話。大宮とはかなり修羅場った千博ですが、微妙な関係の高野と、それなりに上手くやっているようです。
そんな高野の店でバイトをしている千博は、高野の店に来た北澤と遭遇します。北澤が元カレ・大宮の今の恋人とも知らず・・・。
千博もかわいそうな人だったので、その後高野と上手くやっているようでよかったです。


この番外の本編達・・・どれも絶版なんですよね。うぅ・・・どれも再版して欲しいです(;_;)
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テーマ : ボーイズラブ - ジャンル : アニメ・コミック

2007/08/25 22:31 
木原音瀬 | Comment(4) | Trackback(0) | Top ▲

POLLINATION【新装版】

やっと新装版を入手できました。やっぱり新装版にあたっての書き下ろし「Passed by〜scene3」切なかったです(;_\)これで裸んぼ三部作もホントのホントに終了なんですよね。

POLLINATION (B-BOY NOVELS) POLLINATION (B-BOY NOVELS)
木原 音瀬 (2007/07)
リブレ出版

この商品の詳細を見る


あらすじ
谷脇の勤務する病院に深夜、ケガを負った急患が運び込まれてきた。年齢に比べて幼く頼りなげな顔立ちをしたその少年・佑哉を見て、谷脇はかつての恋人を思い出していた。佑哉に治療を施そうとしたものの、触れることすら強く拒絶されてしまい…。
愛や恋、そういう気持ちを二人で覚えていこう――。シリーズ三部作連動の番外ショート書き下ろしを収録!ビッグヒットシリーズの最終巻が新装版で登場!

>> ReadMore
感想
旧版本編の感想はこちらへ記載。

今回は「Passed by〜scene3」の感想のみで。

裸んぼ三部作の新装版のそれぞれの書き下ろしは三部でキャラがリンクしてますが、最後の今回は最初「WEED」の岡田とのリンクに戻ります。
「WEED」岡田と松本が出会う
「FLOWER」松本と佑哉が出会う
そして今回は佑哉と岡田が出会う・・・。
時間軸や背景を合わせてのリンク作、木原さんには脱帽です。

この書き下ろしは「NEED」に引き続き、佑哉視点で語られています。谷脇と一緒にいることで少しずつ前に進んでいる佑哉が嬉しかったです。

松本の命日に佑哉を連れてお墓参りに行く谷脇。そこで佑哉は、妻と子のお墓参りに来た岡田に出会います。
谷脇は松本のお墓で、松本の親戚に会い写真を手渡されます。それは松本と自分が写った写真で・・・。それは松本のアルバムの中で見えないように他の写真の下に貼ってあったようで、それがなぜなのか、谷脇は佑哉に問います。

見たくないけど、大切にしないといけないからです。

佑哉の口を通して、松本の谷脇への想いが見えた気がして切なかったです。
松本の死を想って佑哉に抱きつき泣く谷脇・・・。谷脇の切なさがどういうものか分からないけど、本能の部分では分かっているようで、佑哉はそんな谷脇を抱いてあげます。

そんな谷脇を見て、なんだか今までもやもやとして目を逸らしていたものが、やっとすっきりした気がしました。
今でも松本に似ている佑哉を大切にしている谷脇にも・・・。
谷脇・・・ひどい男だったけど、すごく愛しい男でもあります。

「WEED」のカプ・若宮と岡田は海外に行くのですね〜。なんだか谷脇と若宮の別れが寂しいな。でもこちらも仲良くやっているようで(^^)

さてあとがきにもありましたが、BBNからの新作、ものすごく楽しみです(*´▽`*)あぁ、これからもがんばって生きていけそう・・・。
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2007/07/29 22:30 
木原音瀬 | Comment(4) | Trackback(2) | Top ▲

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